2021年4月8日木曜日

「同調圧力」

 「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」
 (鴻上尚史 佐藤直樹 講談社現代新書 840円+税)
 読了しました。
 

鴻上尚史さんと佐藤直樹さんの対談です。
さくっと一気に読めてわかりやすかった。
「世間」と「社会」についての考察は興味深いです。
 
息苦しさの正体は『同調圧力』で、それは自分が属する「世間」を守るために発動するもの。
「世間」に属する個人が、世間のルールに従って判断し行動します。
コロナ禍にあって、同調圧力のマイナス面が明確なかたちで現れているという指摘にも納得です。
日本語に性別の差が見られる点は目から鱗でした。

同調圧力には安心もありますが、息苦しさもあります。
そのバランスが難しい。
行きすぎると、今の自粛警察や感染者差別に繋がって行くという訳です。 

息苦しさから脱するためには、自分が属する「世間」の数を複数に増やして「世間」の風通しをよくすること、複数の弱い世間に所属することが有効だと指摘します。
 
佐藤さんの指摘する、世間を構成する4つのルール。
  • お返しのルール
  • 身分制のルール
  • 人間平等主義のルール
  • 呪術性のルール
なるほどなぁと思いました。

鴻上さんが指摘する世間の特徴5つにもなるほど。
  • 贈り物は大切
  • 年上が偉い
  • 同じ時間を生きることが大切
  • 神秘性
  • 仲間外れを作る(拝他性)
息苦しさの正体がわかると気が楽になりますよね。
対処の仕方も見えてくる。
この息苦しさは、自分が悪い訳でも、責任がある訳でもない。
 

がんじがらめに縛られている糸を、少し緩めるきっかけになると思います。


2021年4月7日水曜日

映画「まともじゃないのは君も一緒」

 映画「まともじゃないのは君も一緒」を観てきました。


恋愛ものであり、コメディでもあり、時々深い。。。
成田凌さん、清原果耶さんの軽快なやり取りがとても心地よかったです。
肩の力を抜いて観られました。

タイトルにあるように『まともじゃない』と気づく二人が「普通」を探していきます。

『普通』ってなんだろう。

成田さん、素晴らしいですね。
いかにも挙動不審なのですが、指摘されるまでは自分自身ことを「普通」であると感じていた。
清原さんの喜怒哀楽も素敵でした。
「普通」を定義しながら、普通がわからない。。。高校生の可愛らしさ。

「普通」という言葉に明確な定義はないのかもしれません。
「自分の普通」と「みんなの普通」。
本来違ってよいはずなのに、同質を求められる圧迫感。
ちょうど読んでいた「同調圧力」(鴻上尚史 佐藤直樹 講談社現代新書)の『世間』とリンクして、じわっと刺さりました。


2021年4月1日木曜日

「エッセイ脳」

 読了しました。
「エッセイ脳 800字から始まる文章読本」
 (岸本葉子 中央公論新社)

少し柔らかい文章も書けるといいなぁと感じていまして、それなら「エッセイ」だと思い、この本を手に取ってみました。
 
ビジネスの場で書く文書は、どちらかというと正しく情報を伝達することが目的。
そうではなく、読み手の共感を得る、感情に働きかける文章が書けるようになりたいと思います。
 
この本では、『起承転結で一番言いたいことは「転」に書く。』と指摘します。
え?普通は「結」ですよね。
しかし、エッセイでは「ある、ある、へえ〜、そうなんだ」の「へえ〜」が書き手の一番感動したことであり、一番伝えたいことなのだから、中心は「転」ですよ、と著者は述べます。

目から鱗ですよね。ビジネス文書とは、根本から構成が違う。
800字~1,600字という文字数の範囲内で、読み手を意識した、伝わるエッセイの書き方を学ぶことができます。 
 
他にも、読み手の感情に作用するテクニックを、シンプルにわかりやすく解説しています。
ちょっと煮詰まったとき開きたくなる一冊です。



2021年3月29日月曜日

映画「騙し絵の牙」

 映画「騙し絵の牙」を観てきました。
 

騙し合いバトル!みたいな予告編を何度も観ていたので、ちょっと期待しすぎていたかもしれません。派手なバトルや大どんでん返しということではなく、出版社内の権力争い、お仕事がベースの映画です。
 
主役は、大泉洋さんではなく、松岡茉優さんでしたね。
彼女の映画は、「蜜蜂と遠雷」以来だと思いますが、ほんと素敵です。
 
シャンソンををいきなり歌いだす國村隼さんとか、笑える場面もちりばめられていました。
宮沢氷魚さん、池田エライザさんも良かった。
 
最後に、松岡さんが仕掛けているものホッとしました。
大泉さんが珈琲を投げるシーンは、ちょっと今一でしたが…ww
 
 これからの自分の仕事について、「『おもしろい』と思えることをしよう!」という台詞には、自分自身もそうしようと思ったり。

ちょっと先入観が強すぎましたが、映画として楽しめました。

個人的には、同い年の小林聡美さん、大好きです。

2021年3月26日金曜日

「話は5行でまとめなさい」

 読了しました。
「話は5行でまとめなさい」
(横江公美 ビジネス社 1300円+税)


相手に伝わる文章を書くためのテクニックを、誰でも使えるフレームワークとして解説している本です。
内容がとてもシンプルでわかりやすい。
とりあえず解説の通の「型」にあてはめれば、何をどうやって書いていけばいいかわからないという状態からは抜け出せそうに感じます。
すぐに文章を書きたくなるような気持にさえなります。

そのコツとは、基本の「サンドイッチ構造」に文を流し込むだけ。
「サンドイッチ構造」とは、
 1. パン  つかみ  言いたいこと・背景
 2. ハム  ボディ1 言いたいことの内容・理由
 3. 卵   ボディ2 言いたいことの内容・理由
 4. 野菜  ボディ3 言いたいことの内容・理由
 5. パン  言いたいこと
は、次の5層から成り立ちます。
後は、この型に文章を流し込みます。

これはアメリカで小学校の頃から徹底的に教え込まれる
「5段エッセイ」と同じ構造だそうです。
日本ではこのような形で文章の書き方を教えているのかな?

この構造を理解して、基本の型をつかみ、これに「相手に伝える」という相手との関係性を付け加えればよりよい文章が書けると思います。

この型はいろいろな場面で応用できるので、一度読んでみると良いかも。

2021年3月24日水曜日

「ジブリアニメで哲学する」

読了しました。
 「ジブリアニメで哲学する 世界の見方が変わるヒント
 (小川仁志 PHP文庫 640円+税)

紀伊之國屋書店をうろうろしていたときに、タイトルに惹かれてジャケ買いした文庫本。

ジブリ10作品を取り上げて、一作品あたり5つずつテーマを挙げ、哲学の視点で解説するというものです。


目次を見て、それぞれ取り上げるテーマが面白そうと思って読んでみたのですが、一つ一つの文章が短く、あっさりしているので、期待したほどの感動はありませんでした。
もう少し踏み込んでほしかったというのが、率直なところです。
でも、哲学の入門書としてはこのくらいの問いの投げかけで良いのかもしれません。
 
ジブリ映画って何だか深いよね、なんてよく聞きますが、「ジブリって哲学的だよね」と言うとかっこよいかも。
 
この本では、映画に出てくるツール(ナウシカの『風』『蟲』、ラピュタの『石』『呪文』、トトロの『森』『傘』など)がテーマに選ばれています。
それぞれ哲学という視点からアプローチしているのですが、物足りないとはいえ、台詞とか場面が思い浮かんで楽しかったです。
 
ジブリ映画をあらためて観直したい気持ちになりました。

2021年3月23日火曜日

映画「奥様は、取り扱い注意」

 映画「奥様は、取り扱い注意」を観てきました。


綾瀬はるかさんの可愛さが満載の映画でした。
西島秀俊さんも、優しさと切れの良さがカッコいいですね。
でも、もう少しアクションが見たかったかな?
アクションシーンに入るまでの導入が少し長すぎる気がしました。。。

キャベツの千切りで時間の経過や心の変化を表していたのか、印象に残ります。

ここのところ良く観る岡田健史くんは、楽しみな俳優さんですね。

飛び切りの感動はありませんが、ゆっくり楽しめる作品でした。



2021年3月22日月曜日

「ビジネスの未来」

 「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」
 (山口周 プレジデント社 1700円+税)
読了しました。

圧倒されました。


「私たちの社会は、明るく開けた「高原社会」へと軟着陸しつつある」

低迷する経済状況、混沌とする社会情勢。
手詰まり、打つ手なしに思えた現在の社会が、「成熟した明るい高原」に向かっていることを示唆しています。

低成長に陥ったのではなく、成長が完了して「高原社会」に辿り着いたと指摘するくだりにはハッとさせられました。

物質的不足をほぼ解消し「文明化」という宿願を果たした私たちが、これから向かうべき「高原社会」について構想しています。
物質的不足を解消したのだから、経済が停滞するのはあたりまえで、私たちの未来に経済成長はないと著者は語ります。

「無限の成長」なんてありえないのに、どこか希望を持っている。
問題視すべきなのは、「経済成長しなければ豊かになれない」と思っている私たちの心。幸福な社会を構想できない想像力のなさであると指摘しています。
こういう考え方があるのかと、痺れました。


凝り固まっていた常識が粉々に砕かれます。
コロナ禍で社会の在り方が大きく変わった今、このタイミングで良い本に出合いました




2021年3月21日日曜日

初開催「地域猫団体意見交換会」

2021年3月20日(土・祝)、小平市内で活動する地域猫活動団体が一堂に会する意見交換会を、9団体17名、オブザーバーとして市議2名の参加をいただき初開催しました。


地域猫の活動団体は、それぞれの地域で活動していて、横のつながりがあまりないとお聞きしていました。また、行政への要望もいろいろあるそうですので、一度皆さんに集まっていただき、顔を合わせる場、他の団体を知る場、意見を伝える場として、初めて開催したものです。

初めての会でしたので、皆さんの思いがあふれ出し、ご意見が様々、多岐にわたりました。
例えば
  • 地域を越えた連携をしたい
  • 譲渡会を連携して開催したい
  • 捕獲の協力体制ができないか(運搬も含めて)
  • 情報共有するツールが何かあれば
  • 地域、市民への理解を深めたい
  • 多頭飼育など生活に問題があることが多い
  • 行政の支援がもっと欲しい
などなど。。。

行政に対する要望もたくさんいただきました。
これは、これまでしっかり聞いてこなかったことだと反省しています。

市民への理解を深めるため「地域猫活動をホームページで掲載したら」という意見もいただきましたが、すでに掲載しています。


ホームページは、情報を得たいと検索している人には引っ掛かりますが、周知という点では違うツールを使わなくてはなりませんね。
ホームページは着地点。
関心惹起する違うツールを使うべしという、河井先生の教えが頭をめぐります。

PRとは「パブリックリレーション」。地域との関係づくりです。
聴くことを通して、関係づくりをしっかりしなくてはいけないと、改めて初心に帰る気がしました。

活動している皆さんは、よりよい環境を作りたいという気持ちから動き始めています。
私たちも住みやすい環境づくりをしたいと思っており、そのゴール地点は同じです。
アプローチ、できることは違いますが、協力できる環境を整えながら、進めていきたいと思います。

昨日はその第一歩になったでしょうか?
久しぶりに、地域に飛び込んで皆さんの声を直接聞く機会。
楽しい時間になりました。

2021年3月14日日曜日

映画「太陽は動かない」

 映画「太陽は動かない」を観てきました。

藤原竜也さんと竹内涼真さんが活躍する映画。

いつも映画は、あまり情報を入れずに観るのですが、観終わってから調べると、WOWOWでのドラマが先行していたんですね。
「これ知ってるでしょ?」という形で進んでいて、初めは「もう少し説明が必要なのでは?」となりました。
さらに小説「太陽は動かない」と「森は知っている」を同時に映像化しているそうで、そのあたりも盛り込んでいたので、説明が省略されていたのかもしれません。

藤原竜也が演じる主人公の子供時代は、必要だったかなぁ。。。
市原隼人さんは、映画ではちょい役。WOWOWでたくさん出ているんだろうなぁと想像します。

つまらない映画ではなかったですが、テレビでいいかなぁと思いました。

最後に「やっぱりケツ見てたんだ~」とほっこりさせていただいたのが良かった。



2021年3月13日土曜日

よしもとお笑いライブin小平2021

よしもとお笑いライブin小平2021を観てきました。

ルネこだいらでは、夏休みに開催するのが定番ですが、今年度はコロナ禍で開催が延期となり、3月に実施となりました。
しかし、定員は5割。早く満席で開催できることを願います。

出演は、中川家、佐久間一行、NON STYLE、ウーマンラッシュアワー、うるとらブギーズ、インディアンス、コロコロチキチキペッパーズ、オズワルドと豪華なメンバー。
ルネこだいらには、毎回本当に良いメンバーを送り込んでいただき感謝です。

笑いっぱなしでした。
特にツボったのが、うるとらブギーズの「迷子センター」。
「ティビシ」「定菱」が頭から離れませ~ん!(笑)

テレビにほとんど出ない、ウーマンラッシュアワーをたっぷり観られるのも舞台の良さですね。

2021年3月8日月曜日

映画「世界で一番しあわせな食堂」

 映画「世界で一番しあわせな食堂」を観てきました。


フィンランド映画は初めて見ました。
でも、会話の半分は英語だったので聞きやすかったです。

フィンランドの美しい自然の映像と美味しそうな中華料理。
料理がもっとたくさん出てくるのかと思っていたのですが、それほどでもありませんでした。
主役の中国人シェフは、ちょっと山崎まさよし風で親近感があります。

フィンランド田舎食堂の女性シルカ。最初は脇役かと思っていたのですが、ヒロインでした。素敵な女優さんですね。

中華料理が医食同源なのは知っていますが、中華料理が一番と強調します。
もちろん中華料理は美味しいのですが、きっとフィンランド料理もおいしいはず。
もう少し、フィンランド料理と融合して、多様性が広がると良いなぁと感じます。

物語は、傷心の中国人父子が再生していくもの。
ゆったりとした時間の中で、温かい気持ちになります。
フィンランドのおじいちゃんたちが最高でした。

落ち着いてみられる良い映画です。
そして・・・トニャカイの肉、食べたい!😋


2021年3月7日日曜日

「書いて生きていく プロ文章論」

 「書いて生きていく プロ文章論」(上阪徹 ミシマ社 1,600円+税)


最近「文章術」的なものを読んでいますが、今年に入って3冊目の文章術の本。

「言葉のちからをつくる本」「三行で撃つ」とはまた違うアプローチです。


文章を書くという話なのですが、谷さんの著書「公務員のための伝わる情報発信術」とも内容が重なります。
この本のテーマは、文章で「伝える」ということ。
読み手に何を伝えたいか、感じてほしいか、読み手の立場に立って考えようというものです。

これは、谷さんの本の「伝える前にきちんと考え方を整理しよう」と同じですね。
文章を書く前に誰に向かって書く文章なのか、読み手が知りたいことを想像しているか、読み手に発見があるかなど事前準備の大切さを説きます。
これをベースに、読みやすい文章などの技術が乗ってくるのだと。

文章に限らず、チラシ作成、ホームページ作成でも同じですね。

そして、今本で何度も出てくる「相場観」
ニュアンスを伝えるのが難しいのですが、読み手がどういうものに興味を持ってもらえるのかの「相場」があるというのです。
金融・証券の分野で使われる言葉ですが、それを文章術に転用しています。
優しすぎると馬鹿にされている、幼稚だと感じるし、難しすぎると読み進めてもらえない。
この微妙な相場を感じる「相場観」が大切なのだと。

ちなみに「観」は主体的判断が入っている場合に使い、「感」は感じがあるという状態を表現する場合に使うのだそうです。

読者のイメージは持つようにしていましたが、相場観という言葉、妙に腹落ちしたのでした。



2021年3月6日土曜日

映画「花束みたいな恋をした」

映画「花束みたいな恋をした」を 観てきました。


主演は菅田将暉さんと有村架純さん。

この映画は、時空を越えたり、大変な不幸に襲われたり、爆発したりといった派手なものは何もありません。
調布市の多摩川沿いのマンションに暮らす若者の等身大の恋愛模様。
きっと、今の若者はこういう気持ちで過ごして、こういう恋愛をして、こういう悩みを抱えているんだろうなぁと思いました。ヒットしているということですので、きっとその世代に「刺さる」のでしょう。


私には何とも切ない。切ない気持ちになりました。
この感情がどこから来るのか?
もう少し寝かせてみないとわかりませんが、心揺さぶられて映画でした。

ちなみに、劇中に出てくる曲、カラオケで歌われた曲は全くわかりませんでした。。。

そして私は、やっぱり菅田将暉さんが好きなのかも?と思いました。(笑)


2021年3月3日水曜日

「ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ」

「ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ」、読了しました。
全国を駆け回る著名な公務員、山形市の後藤さんの2冊目の著書です。

とにかくすごいのは、絵や写真、図などが一切なく、文字だけで埋まっていること。
後藤さんの熱い想い、気持ちがあちこちから溢れ出しています。
 
後藤さんの講演は何度か聴いたことがありますし、酒席などでお話も何度もお聞かせいただいているので、書いてある内容はかなりの部分が知っているものでした。
 とはいえ、こうして文章に残すというのは大変な作業。後藤さんのすごさを改めて感じます。
 
ポイントはたくさんあるのですが、グーッと絞って3点だけ。
1 外に出なければ自分たちのレベルはわからない
2 「できる」という意識を持つ
3 いつか自分の出番はやってくる

この3つのポイントに興味を持った方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。

そして最大の特徴は「知域」という言葉。
「地域に飛び出せ」ということは、ずいぶん前から言われていて、その効用もみんなわかっています。
しかし、ハードルが高くてなかなか飛び出せないのも事実。
そこを「知域」という言葉に変え、ハードルを下げ、スモールステップ、スモールサクセスから始めようというものです。
「知域」は、「知」に関わるものなら何でもよく、『知を学ぶ場の勉強会』『仲間知り合える交流会』『住民の思いを知る場』などなど、自分で知域を定義して、参加してみる。
初めの一歩が大切なんですよね。
 
後藤さんの思いがたくさん詰まった1冊。
年度の切り替わるこの時期、おススメです。


最後に、残念だったことを一つ。
全国のOMを紹介するところ。
東京多摩地域のご当地OMとしてタマガワ・リーグ を立ち上げ、キックオフ大会の基調講演で後藤さんをお招きしていたのですが、タマガワ・リーグは印象に残っていなかったようで。。。  まだまだ修行が足りませんね。また、がんばります。
 

2021年3月1日月曜日

東京吹奏楽団定期演奏会

 東京吹奏楽団第67回定期演奏会に行ってきました。

この演奏会は、昨年10月に予定されていたものが、コロナ禍で延期されたものです。
延期したものの、年明けに緊急事態宣言が出され、今回は緊急事態宣言の中での開催です。
主催者の皆さんは、再延期すべきか、中止すべきかかなり悩んだとのこと。
いろいろな思いがある中での開催となりました。
会場は、池袋の東京芸術劇場。

一席置きの定員5割での開催でした。
今回のプログラムはこちら。

 喜歌劇「天国と地獄」序曲 / J.オッフェンバック arr. 建部 知弘
 エルザの大聖堂への行列 / R.ワーグナー arr. L.カイエ
 シンフォニア ノビリッシマ / R.ジェイガー
 バンドのためのゴジラ・ファンタジー / 伊福部 昭 arr. 和田 薫 監修. 汐澤 安彦
 交響詩「ローマの松」 / O.レスピーギ arr. G.M.デュカー

第一部最後のゴジラには痺れました。
トロンボーンが格好良かった。
第2部のローマの松は、吹奏楽で初めて聴いたのですが、よいですね~。

アンコールは、
 ・主よ人の望みの喜びよ 
 ・ティコティコ 
 ・エルクンバンチェロ 
 ・星条旗よ永遠なれ
とたっぷりと。
今回は、全体を通して、低音が気になった演奏でした。
とにかく気持ちよかった。

次回は、9月。和田一樹さんを指揮に迎えます。
和田さんは、ルネこだいらでもお招きしたことがある指揮者です。
どんな演奏になるのか、また、楽しみです。もちろんいきます!!

厳しい環境の中、演奏会を実施していただいて有難うございました。

 

 

 

 

2021年2月28日日曜日

映画「ファーストラブ」

映画「ファーストラブ」を観てきました。

小説を読まないので、この映画も内容をまったく知らないまま鑑賞です。

 
北川景子さん、綺麗ですね。
最近は映画に立て続けに出ていて、私が観ただけでも「ドクターデスの遺産」「約束のネバーランド」と本作。
窪塚洋介さん、みをつくし料理帳につづいて、抑えた演技で、存在感がありました。
堤監督とはピンポンのイメージが強いですが、素敵な役者さんですね。
中村倫也さんは、あいかわらすの格好良さ。
芳根京子さんも良かった。

いろいろな感情が出てきます。
子どもとして、大人として、親として、男として。
病室で由紀が過去を打ち明け、それを受け止めながらそれも由紀の一分なんだよと包み込む我聞の温かさ。
私もポトフを作りたくなりました。
そんなやさしい大人になりたいなぁと感じる映画です。

2021年2月26日金曜日

映画「あの頃。」

 映画「あの頃。」を観てきました。


重い作品、グッとくる作品は、今の精神的に受け止められそうもないので、少し軽そうなものをと思ってこの映画ををチョイス。

松坂さん、かっこいいですね。アイドルオタクをやっててもかっこいい。(笑)

仲野太賀さんは、嫌らしい役がはまりますね。

若葉竜也さんもAWAKEとは全くい違う役でしたが、いろいろな顔を見せます。


あの頃の楽しさを思い出しながら

いろいろあったけど、人生のなかで今が一番楽しいです。

という松坂さんの言葉にグッと来ます。


2021年2月25日木曜日

映画「約束のネバーランド」

 映画「約束のネバーランド」を観てきました。

原作も何にも読んでいないまま、まっさらな気持ちで行ってきました。

ですので、純粋に映画を楽しむということで。

北川景子さん、最近の活躍はスゴいですね。この映画でもとても綺麗でした。

渡辺直美さんも嫌~な感じが出ていてよかったです。

子どもたちの演技力にばらつきがあるのは仕方ないところでしょうか。

浜辺美波さんの15歳というのもちょっときつかったかな?

原作ではもっと人間関係など丁寧に描かれていると思いますが、十分に楽しめました。

 

2021年2月21日日曜日

小平駅前ショッピングセンター

 小平駅南口の小平駅前ショッピングセンター。

いろいろな商店が集まる商店会です。

この商店会で先日まで行っていたイベント「バレンタインセール」。

商店会に関係する写真を撮って、ツイッターまたはインスタグラムに「#ミラクルバレンタイン」というハッシュタグをつけて投稿し、優秀作品を選ぶというもの。

このイベントにギリギリ入選し(10作品入賞で、9番目の発表だったので、おそらくギリギリ)、商品券3000円分をいただきました。

入賞した作品はこちら。


南側の道路沿いにある、「こだいらのしぜん」という壁画を1枚にまとめたもの。

タヌキを主役に小平市の四季が描かれています。


描いたのは武蔵野美術大学の学生たち。素敵な絵をありがとうございます。

すっかり街に溶け込んでいますが、先日、モヤさま2でさま~ぁずが来たときにも注目していましたね。

イベントをきっかけに、地元の商店街を見つめる良い機会となりました。


2021年2月20日土曜日

映画「名もなき世界のエンドロール」

 映画「名もなき世界のエンドロール」を観てきました。


岩田剛典さんと新田真剣佑さんのダブル主演。
二人ともかっこいいですね。
 
映画館での予告編などで 「ラスト20分の真実。この世界の終わりに、あなたは心奪われる―。」
というキャッチフレーズを何度も聞かされていました。
どうも、ピンとこなかったので、この作品はスルーと思っていたのだけれど、映画好きな友人のブログを読み、「もともとの予告編で覚悟していたほどはつまらなくはなかった。」と書かれていたので、ちょっと考えを変えてみました。
 
ラスト20分を待たずに、結末は見えてきてしまうのですが、作品として充分楽しめました。
個人的にはもう少し友情あたりをしっかり描いてほしい気もしましたが、恋愛寄りにしてほしい、サスペンスものにしてほしい、主役の格好良さを描いてほしいといろいろな要求があったのかなぁと推察。
最大公約数を狙ったものになったのかもしれません。

2021年2月15日月曜日

多摩六都科学館とコラボ

 多摩六都科学館に行ってきました。

以前、3年間ここで働いていたことがあります。
その当時のスタッフもまだたくさん残っていて、この方々と一緒に仕事ができるなんてとても嬉しいです。

今回は、環境学習講座をここで開催しました。
最近、学校では顕微鏡をあまり使わなくなったと聞きます。
多摩六都科学館には、顕微鏡がたくさんありますので、1組1台配置して、じっくり顕微鏡で観察してもらいます。
かなり贅沢な教室です。
もちろん、手指消毒など徹底して、定員を半分に絞って、コロナ対策を徹底しながら開催しています。
講師は、科学館の大平敦子さん。
土壌動物の研究者でもあります。
科学館の敷地内の雑木林に土を採取しに行き、自分たちで採ってきた土の中野生物を観察しました。
最後は、土壌動物から生物多様性を考えます。
生き物はつながっている。
生物多様性を考える良い機会になりました。

多摩六都科学館のみなさん、ありがとうございました。

科学館入口のカウンターにひな人形が飾られていましたよ。

2021年2月13日土曜日

都政新報に寄稿しました

都政新報に寄稿しました。

FMひがしくるめで「ほくほくラジオ」という番組作りを行っていますが、ちょうど1周年になる機会に、コミュニティFMについて書いてみないかとお声掛けいただきました。
FMひがしくるめ

都政新報へは、昨年、若手へのエールというリレー連載の1回を寄稿したご縁から、再び機会をいただきました。
都政新報はあまり聞いたことがない方が多いと思います。東京都や23区、都内の市区町村職員を対象にした自治体専門紙です。

今回いただいたテーマは「コミュニティFM」。
初めは番組のこと、番組作りなどについて書こうと思っていたのですが、考え始めたら
「コミュニティFMって何?」
「私たちが番組作りをする意味って何?」

などが気になりだして、調べているとコミュニティFMが今もなお増え続けていることがわかりました。
増え続けるということは、求められていること。
私たちが関わる意義は、地域に求められているものに重なっているのかもしれないと、そのあたりの気持ちを書いてみました。

全文はこちらです。(都政新報にブログにあげる許可をいただいています)

都政新報2021年2月12日号

2021年2月現在、全国のコミュニティFM局は334局です。2011年6月は、248局だったということですので、約10年の間に86局も増えています。
スマートフォンのアプリでラジオを聞くことができるので、ほぼ全員がラジオの受信機を持っている時代。
いつの間にか、時代が一回りして、ラジオが身近になっています。
コロナ禍で、外出自粛の状況もラジオ回帰に寄与しているようです。

もちろん、ほくほくラジオを放送しているFMひがしくるめも「FM++」というアプリで聴くことができます。
クラブハウスという音声アプリも流行っていますし、音声が見直されているんですよね。

いかがですか? ラジオを聞いてみませんか?

2021年2月12日金曜日

映画「おもいで写真」

 映画「おもいで写真」を観てきました。


東京でメイクアップアーティストになる夢が破れ、郷里へ戻ってくる主人公を元乃木坂の
た深川麻衣さんが演じます。
乃木坂とか欅坂とか全くわからないので、歌手時代のこの方の活躍は知りません。
後で気がつきましたが、「水曜日に消えた」の司書役の人だったんですね。
次の大河ドラマにも出演するとのことですので、今後の活躍が楽しみです。

郷里へかいるきっかけは祖母の死去。
その遺影写真がピンボケだったことなどをきっかけに、遺影写真を撮ることを始めます。
単に遺影を取るという宣伝を始めたのですが、依頼者はゼロ。
これを思い出のある場所で写真を撮ろうとすると徐々に人気が出てきます。
これって、役所の広報によくあることですよね。
参加者の気持ちではなく、役所の思いを直球でぶつける。
いい企画なのになぜ参加者が増えないんだと企画を見直すけど、広報の仕方を考えない。
やっぱり人の気持ちなんだよなぁと思いながら見ていました。

東京で夢破れたのには理由がありました。
おもいで写真を撮りながら少しずつその殻を破っていく主人公。
それに寄り添う幼馴染の役場職員。

淡々と進んでいく映画ですが、こういう作品好きです。