「ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ」、読了しました。
全国を駆け回る著名な公務員、山形市の後藤さんの2冊目の著書です。
とにかくすごいのは、絵や写真、図などが一切なく、文字だけで埋まっていること。
後藤さんの熱い想い、気持ちがあちこちから溢れ出しています。
後藤さんの講演は何度か聴いたことがありますし、酒席などでお話も何度もお聞かせいただいているので、書いてある内容はかなりの部分が知っているものでした。
とはいえ、こうして文章に残すというのは大変な作業。後藤さんのすごさを改めて感じます。
ポイントはたくさんあるのですが、グーッと絞って3点だけ。
1 外に出なければ自分たちのレベルはわからない
2 「できる」という意識を持つ
3 いつか自分の出番はやってくる
この3つのポイントに興味を持った方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。
そして最大の特徴は「知域」という言葉。
「地域に飛び出せ」ということは、ずいぶん前から言われていて、その効用もみんなわかっています。
しかし、ハードルが高くてなかなか飛び出せないのも事実。
そこを「知域」という言葉に変え、ハードルを下げ、スモールステップ、スモールサクセスから始めようというものです。
「知域」は、「知」に関わるものなら何でもよく、『知を学ぶ場の勉強会』『仲間知り合える交流会』『住民の思いを知る場』などなど、自分で知域を定義して、参加してみる。
初めの一歩が大切なんですよね。
後藤さんの思いがたくさん詰まった1冊。
年度の切り替わるこの時期、おススメです。
最後に、残念だったことを一つ。
全国のOMを紹介するところ。
東京多摩地域のご当地OMとしてタマガワ・リーグ を立ち上げ、キックオフ大会の基調講演で後藤さんをお招きしていたのですが、タマガワ・リーグは印象に残っていなかったようで。。。 まだまだ修行が足りませんね。また、がんばります。
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