読了しました。
「ジブリアニメで哲学する 世界の見方が変わるヒント」
「ジブリアニメで哲学する 世界の見方が変わるヒント」
(小川仁志 PHP文庫 640円+税)
紀伊之國屋書店をうろうろしていたときに、タイトルに惹かれてジャケ買いした文庫本。
ジブリ10作品を取り上げて、一作品あたり5つずつテーマを挙げ、哲学の視点で解説するというものです。
目次を見て、それぞれ取り上げるテーマが面白そうと思って読んでみたのですが、一つ一つの文章が短く、あっさりしているので、期待したほどの感動はありませんでした。
もう少し踏み込んでほしかったというのが、率直なところです。
でも、哲学の入門書としてはこのくらいの問いの投げかけで良いのかもしれません。
ジブリ映画って何だか深いよね、なんてよく聞きますが、「ジブリって哲学的だよね」と言うとかっこよいかも。
この本では、映画に出てくるツール(ナウシカの『風』『蟲』、ラピュタの『石』『呪文』、トトロの『森』『傘』など)がテーマに選ばれています。
それぞれ哲学という視点からアプローチしているのですが、物足りないとはいえ、台詞とか場面が思い浮かんで楽しかったです。
ジブリ映画をあらためて観直したい気持ちになりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿