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2021年4月8日木曜日

「同調圧力」

 「同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか」
 (鴻上尚史 佐藤直樹 講談社現代新書 840円+税)
 読了しました。
 

鴻上尚史さんと佐藤直樹さんの対談です。
さくっと一気に読めてわかりやすかった。
「世間」と「社会」についての考察は興味深いです。
 
息苦しさの正体は『同調圧力』で、それは自分が属する「世間」を守るために発動するもの。
「世間」に属する個人が、世間のルールに従って判断し行動します。
コロナ禍にあって、同調圧力のマイナス面が明確なかたちで現れているという指摘にも納得です。
日本語に性別の差が見られる点は目から鱗でした。

同調圧力には安心もありますが、息苦しさもあります。
そのバランスが難しい。
行きすぎると、今の自粛警察や感染者差別に繋がって行くという訳です。 

息苦しさから脱するためには、自分が属する「世間」の数を複数に増やして「世間」の風通しをよくすること、複数の弱い世間に所属することが有効だと指摘します。
 
佐藤さんの指摘する、世間を構成する4つのルール。
  • お返しのルール
  • 身分制のルール
  • 人間平等主義のルール
  • 呪術性のルール
なるほどなぁと思いました。

鴻上さんが指摘する世間の特徴5つにもなるほど。
  • 贈り物は大切
  • 年上が偉い
  • 同じ時間を生きることが大切
  • 神秘性
  • 仲間外れを作る(拝他性)
息苦しさの正体がわかると気が楽になりますよね。
対処の仕方も見えてくる。
この息苦しさは、自分が悪い訳でも、責任がある訳でもない。
 

がんじがらめに縛られている糸を、少し緩めるきっかけになると思います。


2021年4月1日木曜日

「エッセイ脳」

 読了しました。
「エッセイ脳 800字から始まる文章読本」
 (岸本葉子 中央公論新社)

少し柔らかい文章も書けるといいなぁと感じていまして、それなら「エッセイ」だと思い、この本を手に取ってみました。
 
ビジネスの場で書く文書は、どちらかというと正しく情報を伝達することが目的。
そうではなく、読み手の共感を得る、感情に働きかける文章が書けるようになりたいと思います。
 
この本では、『起承転結で一番言いたいことは「転」に書く。』と指摘します。
え?普通は「結」ですよね。
しかし、エッセイでは「ある、ある、へえ〜、そうなんだ」の「へえ〜」が書き手の一番感動したことであり、一番伝えたいことなのだから、中心は「転」ですよ、と著者は述べます。

目から鱗ですよね。ビジネス文書とは、根本から構成が違う。
800字~1,600字という文字数の範囲内で、読み手を意識した、伝わるエッセイの書き方を学ぶことができます。 
 
他にも、読み手の感情に作用するテクニックを、シンプルにわかりやすく解説しています。
ちょっと煮詰まったとき開きたくなる一冊です。



2021年3月26日金曜日

「話は5行でまとめなさい」

 読了しました。
「話は5行でまとめなさい」
(横江公美 ビジネス社 1300円+税)


相手に伝わる文章を書くためのテクニックを、誰でも使えるフレームワークとして解説している本です。
内容がとてもシンプルでわかりやすい。
とりあえず解説の通の「型」にあてはめれば、何をどうやって書いていけばいいかわからないという状態からは抜け出せそうに感じます。
すぐに文章を書きたくなるような気持にさえなります。

そのコツとは、基本の「サンドイッチ構造」に文を流し込むだけ。
「サンドイッチ構造」とは、
 1. パン  つかみ  言いたいこと・背景
 2. ハム  ボディ1 言いたいことの内容・理由
 3. 卵   ボディ2 言いたいことの内容・理由
 4. 野菜  ボディ3 言いたいことの内容・理由
 5. パン  言いたいこと
は、次の5層から成り立ちます。
後は、この型に文章を流し込みます。

これはアメリカで小学校の頃から徹底的に教え込まれる
「5段エッセイ」と同じ構造だそうです。
日本ではこのような形で文章の書き方を教えているのかな?

この構造を理解して、基本の型をつかみ、これに「相手に伝える」という相手との関係性を付け加えればよりよい文章が書けると思います。

この型はいろいろな場面で応用できるので、一度読んでみると良いかも。

2021年3月24日水曜日

「ジブリアニメで哲学する」

読了しました。
 「ジブリアニメで哲学する 世界の見方が変わるヒント
 (小川仁志 PHP文庫 640円+税)

紀伊之國屋書店をうろうろしていたときに、タイトルに惹かれてジャケ買いした文庫本。

ジブリ10作品を取り上げて、一作品あたり5つずつテーマを挙げ、哲学の視点で解説するというものです。


目次を見て、それぞれ取り上げるテーマが面白そうと思って読んでみたのですが、一つ一つの文章が短く、あっさりしているので、期待したほどの感動はありませんでした。
もう少し踏み込んでほしかったというのが、率直なところです。
でも、哲学の入門書としてはこのくらいの問いの投げかけで良いのかもしれません。
 
ジブリ映画って何だか深いよね、なんてよく聞きますが、「ジブリって哲学的だよね」と言うとかっこよいかも。
 
この本では、映画に出てくるツール(ナウシカの『風』『蟲』、ラピュタの『石』『呪文』、トトロの『森』『傘』など)がテーマに選ばれています。
それぞれ哲学という視点からアプローチしているのですが、物足りないとはいえ、台詞とか場面が思い浮かんで楽しかったです。
 
ジブリ映画をあらためて観直したい気持ちになりました。

2021年3月22日月曜日

「ビジネスの未来」

 「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」
 (山口周 プレジデント社 1700円+税)
読了しました。

圧倒されました。


「私たちの社会は、明るく開けた「高原社会」へと軟着陸しつつある」

低迷する経済状況、混沌とする社会情勢。
手詰まり、打つ手なしに思えた現在の社会が、「成熟した明るい高原」に向かっていることを示唆しています。

低成長に陥ったのではなく、成長が完了して「高原社会」に辿り着いたと指摘するくだりにはハッとさせられました。

物質的不足をほぼ解消し「文明化」という宿願を果たした私たちが、これから向かうべき「高原社会」について構想しています。
物質的不足を解消したのだから、経済が停滞するのはあたりまえで、私たちの未来に経済成長はないと著者は語ります。

「無限の成長」なんてありえないのに、どこか希望を持っている。
問題視すべきなのは、「経済成長しなければ豊かになれない」と思っている私たちの心。幸福な社会を構想できない想像力のなさであると指摘しています。
こういう考え方があるのかと、痺れました。


凝り固まっていた常識が粉々に砕かれます。
コロナ禍で社会の在り方が大きく変わった今、このタイミングで良い本に出合いました




2021年3月7日日曜日

「書いて生きていく プロ文章論」

 「書いて生きていく プロ文章論」(上阪徹 ミシマ社 1,600円+税)


最近「文章術」的なものを読んでいますが、今年に入って3冊目の文章術の本。

「言葉のちからをつくる本」「三行で撃つ」とはまた違うアプローチです。


文章を書くという話なのですが、谷さんの著書「公務員のための伝わる情報発信術」とも内容が重なります。
この本のテーマは、文章で「伝える」ということ。
読み手に何を伝えたいか、感じてほしいか、読み手の立場に立って考えようというものです。

これは、谷さんの本の「伝える前にきちんと考え方を整理しよう」と同じですね。
文章を書く前に誰に向かって書く文章なのか、読み手が知りたいことを想像しているか、読み手に発見があるかなど事前準備の大切さを説きます。
これをベースに、読みやすい文章などの技術が乗ってくるのだと。

文章に限らず、チラシ作成、ホームページ作成でも同じですね。

そして、今本で何度も出てくる「相場観」
ニュアンスを伝えるのが難しいのですが、読み手がどういうものに興味を持ってもらえるのかの「相場」があるというのです。
金融・証券の分野で使われる言葉ですが、それを文章術に転用しています。
優しすぎると馬鹿にされている、幼稚だと感じるし、難しすぎると読み進めてもらえない。
この微妙な相場を感じる「相場観」が大切なのだと。

ちなみに「観」は主体的判断が入っている場合に使い、「感」は感じがあるという状態を表現する場合に使うのだそうです。

読者のイメージは持つようにしていましたが、相場観という言葉、妙に腹落ちしたのでした。



2021年3月3日水曜日

「ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ」

「ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ」、読了しました。
全国を駆け回る著名な公務員、山形市の後藤さんの2冊目の著書です。

とにかくすごいのは、絵や写真、図などが一切なく、文字だけで埋まっていること。
後藤さんの熱い想い、気持ちがあちこちから溢れ出しています。
 
後藤さんの講演は何度か聴いたことがありますし、酒席などでお話も何度もお聞かせいただいているので、書いてある内容はかなりの部分が知っているものでした。
 とはいえ、こうして文章に残すというのは大変な作業。後藤さんのすごさを改めて感じます。
 
ポイントはたくさんあるのですが、グーッと絞って3点だけ。
1 外に出なければ自分たちのレベルはわからない
2 「できる」という意識を持つ
3 いつか自分の出番はやってくる

この3つのポイントに興味を持った方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。

そして最大の特徴は「知域」という言葉。
「地域に飛び出せ」ということは、ずいぶん前から言われていて、その効用もみんなわかっています。
しかし、ハードルが高くてなかなか飛び出せないのも事実。
そこを「知域」という言葉に変え、ハードルを下げ、スモールステップ、スモールサクセスから始めようというものです。
「知域」は、「知」に関わるものなら何でもよく、『知を学ぶ場の勉強会』『仲間知り合える交流会』『住民の思いを知る場』などなど、自分で知域を定義して、参加してみる。
初めの一歩が大切なんですよね。
 
後藤さんの思いがたくさん詰まった1冊。
年度の切り替わるこの時期、おススメです。


最後に、残念だったことを一つ。
全国のOMを紹介するところ。
東京多摩地域のご当地OMとしてタマガワ・リーグ を立ち上げ、キックオフ大会の基調講演で後藤さんをお招きしていたのですが、タマガワ・リーグは印象に残っていなかったようで。。。  まだまだ修行が足りませんね。また、がんばります。
 

2021年2月2日火曜日

「三行で撃つ」

 「三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾」
 (近藤康太郎 CCCメディアハウス 1500円+税)

読了しました。


いや~、痺れました。

朝日新聞の近藤康太郎さんが、文章の書き方を惜しげもなく公開した本。
Facebookで何人かが推薦していたのを見て、このタイトルに惹かれて購入しました。

この本は、文章の書き方を25のテーマで書き下ろした文章術の本ですが、よくある文章術の本のようにテクニックに重きを置いているのではなく、「言葉とは何か」という本質に迫っていきます。
「この本、やばい」です。
でもこの本を読んだ方はおわかりのように「やばい」は禁句です。
この表現ではではダメなのです。
この本を私がどう感じたかを、自分の言葉で書かなければ、書いたことにはならない。
「常套句」や「オノマトペ」、「流行語」も禁止です。
『「抜けるような青い空」と書いた時点で、その人は、空を観察しなくなる。・・・他人の頭で感じているだけなんです。』

『いい文章とは、つまるところ再読できる文章だ。』

私がこれまで書いた文章をもう一度読めるか?
これまでの文章がとても恥ずかしくなります。
これほどしっかり言葉を選び、展開を考え、無駄を削ぎ、自分らしい表現を使うことを考えていたのか・・・?

まだ、この本の書評を書けるほど、文章力がありません。
まだ、これからも文章を書いていくでしょう。
本当に良い本に出合いました。



2021年1月29日金曜日

「公務員のための伝わる情報発信術」

 「公務員のための伝わる情報発信術」(谷浩明 学陽書房 2,000円+税)

読了しました。

谷さんには、K-upにご登壇いただいたり、昨年は、タマガワ・リーグでご登壇いただく準備を進めていたのですが、コロナ禍で無期延期に。。。
 ※K-upでの登壇は、第14回(2019年2月20日)

毎回、講座の前に主催者とじっくり話をして、講座の内容を決める谷さん。

K-upでも、タマガワ・リーグでも事前の話し合いをしていたので、谷さんのお話は直接何度か伺っています。

※昨年1月のタマガワ・リーグに向けた打ち合わせの様子

これまでお聞きした、谷さん節が、たっぷり詰まっている1冊でした。


「行動を促してこそ広報」、「伝えると伝わるは違う」という一貫した姿勢が貫かれています。

そのために何をすればよいのか、谷さんのメソッドがたっぷり。

ステークホルダーシートは、K-upでもやったなぁとしみじみ思いだしたり。

「情報発信整理シート」は、私が以前やっていたジャーナリスト楽校で、サントリーの方から教わった、サントリーで使っている「クリエイティブ・ブリーフ」によく似ています。

私が広報の方向性を考えるとき、いつも使っていたクリエイティブ・ブリーフ。

谷さんも同じような手法で考えているんだなぁと改めて身近に感じます。

終わりにに書かれている「なんか、いいよね」の禁止。

K-upのときも、話されていましたよね。

少し忘れかけていましたが、再び自分に言い聞かせます。

伝え方に悩んでいる人、伝わっているという実感がない人、おススメです。


学陽書房さんのページにインタビューが掲載されていますので、こちらも読むともっと深まります。

2021年1月5日火曜日

「3ステップで学ぶ自治体SDGs STEP①基本がわかるQ&A」

 「3ステップで学ぶ自治体SDGs STEP①基本がわかるQ&A」

読了しました。


SDGsの基本が丁寧に書かれています。

17の目標も、一つ一つ説明されているので、辞書として手元に置いておくのも良いかもしれません。

今の自分の仕事とSDGsは関連がない、SDGsは担当がやればよいなどと思っていませんか?

SDGsの幅は広いので、自治体の仕事で関連がないところを見つける方が難しいと思います。

自分事として、SDGsに向き合っておいた方が良いと思います。

2021年1月3日日曜日

「言葉のちからをつくる本」

 今年の1冊目、読了しました。

「言葉のちからをつくる本」(ひきたよしあき 三笠書房 680円)


プロローグで「言葉という漢字は『言う葉っぱ』。きれいな言葉を使えばきれいな木に見える。汚い言葉を使えば、みすぼらしい木になる。」と「言葉の木」の話からスタートします。

外見を清潔に整えるのと同じように言葉について配慮していたか?自分自身気になるところです。

コミュニケーションのツールの柱である「言葉」。もっと気を使わなくてはいけないのかもしれません。

気になったのは「ヘタレ語を使わない」ということ。

ヘタレ語とは「流行語」「カタカナ英語」「専門用語」の3つ。

ヘタレ語を使うときは、無意味に見栄を張っているとき。虚栄心はすぐにばれてしまいます。

不要に着飾るのではなく、自分らしい言葉で、自分を表現することが大事なんですね。

それにはもっと自分の引き出しの中に言葉をたくさん持たなくてはいけません。

本を読んだり、映画を観たり、自分の体験に基づいた言葉の量をもっと増やさなくては。


2020年12月8日火曜日

「公務員の調整術」

 「公務員の調整術」(定野司著 学陽書房)

読了しました。


いつもながら、定野さんの引き出しの多さ、幅の広さ、視点の鋭さに驚かされます。
いろいろな場面で必要な調整力。定野さんの豊かな経験に裏付けられて、各場面を想像しながらスッと言葉が入ってきます。

正論だけではなかなか理解してもらえないこともありますよね。
何が必要なのか、何が足りないのか・・・いろいろなヒントがここにあります。

職場内、住民、議会などなど調整術が必要な場面はあちこちにあります。
若い人も管理職も、いろいろな人に読んでもらいたい、参考になる知見がいっぱいです。


そしてそこには、AIに代替されない生き方のヒントが隠されているのです。


2020年11月16日月曜日

オンラインで読書会

 オンラインでの読書会に参加しました。

読んだ本は「他者と働く」。


久しぶりに目を通しましたが、やっぱり良い本です。

今回の読書会は、リードフォーアクションという手法で、事前に本を読まなくてよい読書会。

この手法に興味があったので参加させていただきました。

なるほど、こういう手法もあるのねと発見がありました。

同じ本をテーマに対話をすることで、いろいろ深まりました。

お声掛けいただきありがとうございました。

2020年10月28日水曜日

「オススメ『公務員ブック』27」



特集「オススメ『公務員ブック』27」に寄稿する機会をいただきました。
現役の首長・自治体職員など9人がナビゲーターとなって、『公務員の仕事』や『公務員に求められるスキル』などをテーマにした本など、公務員を目指す方におススメの本を3冊ずつ紹介したものです。
私の推薦した3冊はご紹介したので、他の方々の推薦した本をご紹介しますね。
推薦文については、本誌をご覧ください。
小紫 雅史
さん(奈良県生駒市長)
『公務員面接を勝ち抜く力』(小紫雅史 著/実務教育出版)
『鎌倉資本主義』(柳澤大輔 著/プレジデント社)
『入社1年目の教科書』(岩瀬大輔 著/ダイヤモンド社)
酒井 直人
さん(東京都中野区長)
『ビレッジプライド 「0円起業」の町をつくった公務員の物語』(寺本英仁 著/ブックマン社)
『20代に伝えたい50のこと』(秋元祥治 著/ダイヤモンド社)
『最先端の自治がまちを変える』(福嶋浩彦 著/朝陽会)
岡 祐輔
さん(福岡県糸島市)
『最強効率仕事術 公務員の速効ライフハック』(佐久間智之 著/学陽書房)
『地域も自分もガチで変える! 逆転人生の糸島ブランド戦略』(岡祐輔 著/実務教育出版)
『ビジネスマンのための「解決力」養成講座 』(小宮一慶 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
村川 美詠
さん(長崎県諫早市)
『働く大人のための「学び」の教科書』(中原淳 著/かんき出版)
『公務員1年目の教科書』(堤直規 著/学陽書房)
『まちのファンをつくる 自治体ウェブ発信テキスト』(狩野哲也 著/学芸出版社)
納 翔一郎
さん(大阪府富田林市)
『自治体職員をどう生きるか』(後藤好邦 著/学陽書房)
『どんな部署でも必ず役立つ 公務員の読み書きそろばん』(林誠 著/学陽書房)
『10年で激変する!「公務員の未来」予想図』(小紫雅史 著/学陽書房)
金治 諒子
さん(兵庫県姫路市)
『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎 原作/羽賀翔一 画/マガジンハウス)
『自分もまわりもうまくいく! 公務員女子のおしごと帳』(村川美詠 著/学陽書房)
『公務員の「異動」の教科書』(堤直規 著/学陽書房)
◆ 高木 超 さん(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教(元・神奈川県大和市職員))
『SDGs×自治体 実践ガイドブック 現場で活かせる知識と手法』(高木超 著/学芸出版社)
『なぜ,彼らは「お役所仕事」を変えられたのか?』(加藤年紀 著/学陽書房)
『イシューからはじめよ 知的生産のシンプルな本質』(安宅和人 著/英治出版)
佐久間 智之
さん(早稲田大学マニフェスト研究所招聘員(元・埼玉県三芳町職員))
『図解 公務員1年目の仕事術』(佐久間智之 著/ナツメ社)
『Officeで簡単! 公務員のための「1枚デザイン」作成術』(佐久間智之 著/学陽書房)
『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(木下斉 著/ダイヤモンド社)
私のも、あらためて・・・
神山 伸一
(東京都小平市)
『マンガでわかる!自治体予算のリアル』(定野司 著/伊藤隆志 画/学陽書房)
『公務員革命』(太田肇 著/ちくま新書)
『人は、誰もが「多重人格」』(田坂広志著/光文社新書)
全27冊、いかがですか?
皆さんは、何冊読んだことがありますか??
私は14冊でした。。。まだ、半分。修行が足りませんね。
これから公務員を目指す方だけではなく、
現役公務員にも読んでほしい本ばかりです。


2019年6月18日火曜日

「公務員版 悪魔の辞典」

公務員版 悪魔の辞典」(学陽書房)
 


この魅力的なタイトルが気になっていたら、読者モニターを募集していました。
とりあえずと応募してみると見事当選。昨日、手元に届きました。

1911年にアメリカで出版された辞書のパロディ「悪魔の辞典」。
2017年にテレビの選挙特番で池上彰さんが紹介した「政界 悪魔の辞典」。
これらの「公務員版」として、公務員業界の用語を、皮肉とユーモアでバッサリ切りつけているとのこと。



たとえば・・・
 ◆地方分権【ちほうぶんけん】
 「それが正しい」と思う自治体職員と、「それは無理だ」と考える国の役人との間に流れる深く長い河のこと。

クスッと来ますよね。

どんな内容なのか詳細、感想は、あらためて。
読者モニターなので、SNSやブログでの発信を求められていますので、
きちんとは感想をお知らせします。

2019年6月9日日曜日

「ルフィの仲間力」


「ルフィの仲間力」(安田雪 PHP文庫)読了しました。



西友で買い物してレジに並んでいた時に目に入った1冊。
なんとなく買ってしまいました。

でも、面白かった。
ワンピースを読んでいるということもありますが、
麦わらの一味を題材に「つながる」ことを考える。

ドラゴンボールが家族で戦うのに対し、ワンピースはフラットなつながりである「仲間」で戦う。

いろいろな視点があり、とても興味深く読みました。

誰といるかによって私自身が変わる」
周りに影響されて、自分自身が変わっていくことってありますよね。
良い影響も悪い影響も、周りから受ける。

ということは・・・
私も、周りを変えうる力を持っている」ということなんですよね。
もしかしたら、悪い影響を与えているかもしれない。

良い影響を与え、良い相乗効果が得られるよう、


私自身背筋を伸ばさなきゃ!


※しばらくブログの投稿が滞っていましたが、
 また、ぼちぼち再開します。







2019年1月16日水曜日

「財政課のシゴト」

財政課のシゴト」(林誠 ぎょうせい)

読了しました。



小平市職員自主研究グループK-upにもゲストスピーカーで来ていただいた所沢市の林さん。
たくさんの本を出していますが、今村さんの財政出前講座を読んだので、せっかくだから財政の本をもう一冊!と思い、手にしてみました。
林さんはブログを毎日お書きになる方。読書量も半端なく多く、尊敬する公務員のお一人です。

この本はタイトルにある通り「自治体の仕事シリーズ」ということで、財政課の仕事に就いた方を対象に書かれています。
というわけで、財政課などの官房系に縁のない私は縁のない本だと思っていました。
しかし、読み進めると、少し違う。。。

もちろん、財政課の業務、一年間のサイクルなど丁寧に書かれているので、財政課への異動に不安を持っている人、財政課に行ってみたい人にはとてもわかりやすい。
しかし、財政課に縁がない人にもとても参考になる本でした。

財政課がどのような業務をしているのかは日ごろよくわかりません。
どういうことを考え、何を参考に、どのような基準で査定するのか、
そんな一端が少し見てた気がします。

さすがにこの歳になると知っていることも多く書かれていましたが、やはり、相手の思考のプロセスを知ることだ大事。
相手の視点を知ることで、いろいろな戦略が立てられますし、結果についてのこちらの納得感もあがります。
あらためて良いタイミングで読ませていただきました。
今村さんの「財政が厳しいってどういうこと?」と合わせて読むと、良いかもしれません。
財政愛あふれる人になるかも?(笑)

実は私。一部事務組合から戻る際の希望で“財政課”を書きました。
派遣から戻るときは「希望がかなう」という噂があったので、少し期待していたのですが、異動先は全く希望していなかった産業振興課でした。ww
噂は噂ですね。

林さんは、「事業を持っていない財政課職員だからこそ現場に出る」ことを進めています。
計上した予算がどのように使われているのか、活きた予算となっているのか、肌で感じることができるからです。
官房系ではなくイベント系の私ですが、残念ながら、うちの財政課の職員、イベントであまり見かけないかなぁ。。。(> <)

またコラムがとても面白い!
「名刺を持たない?」「思考停止はダメ」「財政課のしあわせとは」など公務員の心得が書かれています。
「ブログのススメ」にあるとおり書くことって大切だなぁと最近思っています。
というわけで、林さんは毎日の投稿をご自身に課していますが、私は不定期に書き続けられれば。。。

2019年1月12日土曜日

「公務員の『課長』の教科書」

「公務員の『課長』の教科書」(松井智 学陽書房)

読了しました。

気になっていた本でしたが、もう課長になって7年目。
今さら…という気持ちもあり躊躇していました。



でも昨年末、とある寄合で著者とお会いする機会があり、
その語りの柔らかさと引き出しの多さに惹かれ、
遅まきながら読ませていただきました。



まず、前書きにある言葉に引きつけられます。
『さぁ、皆さんも、課長として、自治体を運営する醍醐味を感じることができる、「楽しくて、充実した管理職の旅」に出ることにいたしましょう』。
爽やかで、温かく、心強い言葉に、多くの新任課長は背中を押されたのではないかと思います。

冒頭から「あまり力まないでスタートしよう」と優しく声をかけていますが、読み進めるとなかなか厳しい励ましも。(笑)
異動後、「担当業務の概要をつかむ時間の目安は、係長は7日、課長は3日。」とバッサリ切りこみます。
確かに課長の大きな仕事は「決断」です。職務の概要もわからないまま決めることはできません。また、議会対応のすぐにやってきます。
まだ、2か所目の新米ですが、共感する指摘です。

また、大きな転換はプレイヤーからマネージャーになること。
どうしても自分で動きたくなるものですが、係員を信頼して、成果を期待して、任せるということが大事ですね。なかなか難しいのですが。。。

さらに「何をしないかを示そう」というくだりにはハッとしました。
どうしてもあれもやろう、これもやろうといろいろ増えていきがちです。
一方で、これまでの業務はなかなかやめられない。
「あったほうがよいもの」は「なくてもよいもの」と決め、捨てる勇気も管理職には必要と説きます。
あった方が良いといって部下に仕事をお願いすることは、無駄な仕事をさせているということにつながります。
この言葉は、心にとめておきたいと思います。

最後に「発信力を高めよう」というものがありました。
課長になると説明会や議会などで発言の機会が増します。
伝わる話し方ができることは「大きな武器になる」というのです。
確かに、わかりやすく伝える技術を持っていることで、格段と仕事は進めやすくなります。また、相手との関係も良好になるでしょう。
しかし、これをわかっていない管理職が意外に多いことも事実。
私は係長時代に職員研修所の「講師養成研修」を受講しました。
その際に登壇実習として実際に人前で話し、プロからいろいろな指摘をいただきました。
話す際のくせ、仕草、間、目線、姿勢などなど。
この時の指摘は、自分の木がつかなかったことばかりで、とても参考になりました。
また、弱点、マイナス点を意識することで、人前で話すことに自信が持てた気がします。

他にもたくさんの気づきがあったのですが、あとがきからの引用を。
ドラッカーの言葉を借りて、「マネージャーは真摯であれ」と説きます。
真摯さの欠如として
 ①強みよりも弱みに目を向ける者
 ②何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を持つ者
 ③真摯さよりも、頭の良さを重視する者
 ④部下に脅威を感じる者
 ⑤自らの仕事に高い基準を設定しない者
の5点をあげます。

『真摯さ』・・・自分にとって足りないものの一つです。
これから自分自身の戒めとして噛みしめたいと思います。

2019年1月7日月曜日

「アイディアの選び方」

「アイディアの選び方」(佐藤達郎 阪急コミュニケーションズ)

読了しました。
アイディアの出し方、企画の立て方などの本はよく見ますが、「選び方」というタイトルに惹かれました。



本のサブタイトルにある通り、「選び方」って難しいですよね。
アイディアだけではなく、いろいろな場面で「判断する」「選ぶ」「決める」という作業は、本当に難しい。
特に管理職になると、毎日が判断の連続。。。
管理職最大の役割が「決断する」と言うことなのかもしれません

「いつも最後は 多数決 で決めていませんか?」
筆者は問いかけます。
確かに多数決で民主的に決めたようだけどしっくりこない。
しっくりこないまま進めていくから、何となく成功しない。。。
こういうことってありますよね。

アイディアを出すこと、企画を立てることに気持ちが行きがちですが、
「決めること」「選ぶこと」もとても大切だと再認識しました。

そして「選ぶ・決める」には技術がいるのだと。

ダメなアイディアを選ばないように、選ぶ技術を知るということが大切です。
決め方の参考になりました。

いろいろ参考になるテクニックがあったので、今月末に登壇する係長研修でいくつか使ってみたいと思います。

やみくもに多数決で決めていた自分から、一歩進むために。

2018年12月25日火曜日

『自治体の”台所”事情 ”財政が厳しい"ってどういうこと?』

読了しました。

自治体の”台所”事情 ”財政が厳しい"ってどういうこと?今村寛 ぎょうせい

今村さんの「出張財政出前講座+SIMふくおか2030」が、余すことなく詰まった本です。







今村さんの出張財政出前講座の噂は、かねてより聞いていました。
facebookなどでも楽しげな報告ばかり目について。。。
しかし、土日が仕事の現在、なかなか受講するタイミングが合いませんでした。

昨年、山形市の後藤さんと今村さんが共演するという噂を聞き、ぜひとも参加したい!と思っていたら、瞬殺でソールドアウト!(ToT)


出張まちづくり講座in和歌山
今回もダメかなぁとあきらめかけていたら、定員増により、運よく受講することができました。

ここで受けた刺激は、言うまでもありません。
ぜひとも東京・多摩エリアの仲間ともこの経験を共有したいと思い、東京都多摩地域のOM「タマガワ・リーグ」で2018年2月4日(日)に登壇していただきました。
当日は90人超が参加して、会場の熱気はMAX!
とても熱い一日だったことを思い出します。

この刺激を受けた人の中から、多摩市、日野市、小金井市、小平市でご当地SIMづくりが始まり、多摩市ではすでに完成しています。

この本を読んでいると、当日の様子が蘇ってきます。
「財政課が守ってほしい二つのルール」
 ①支出は収入の範囲でないと使えない
 ②予算は議会が承認しないと使えない 

当たり前のことなんですが、ついつい忘れがち。
頭に刻み付けたいものです。

そして、ビルド&スクラップ」。
地域の課題を解決する新たな政策を進めていくために、「ビルド&スクラップ」よって、施策を選択していくということ。
当日も強く思いましたが、これもあらためて心に刻みます。

SIM2030」では、対話の重要性が体感できる本当に素晴らしいゲームです。
今村さんがは、「対立は対話によって乗り越えることができる」をこのゲームによって体験できると説きます。
まさに私もそう思いますし「対話」の大切さを実感しています。
今年、出向先の財団で、次期指定管理を受けるための提案書を作成しましましたが、そこで掲げた3つの柱のうちの一つが「対話」です。
現在の複雑化した様々な行政課題の解決は、とても自治体だけでは対応できません。
住民や企業、団体とともに連携して様々な課題に立ち向かっていく必要があるのです。
この時に公務員に求められるのは「対話」する能力。「対話による合意形成」ができること。これからの公務員にとって必要な能力とこのゲームでは向き合うことができます。

今村さんが転機となったのは39歳の時とのこと。
それから10年で大きく変わられ、こんなに大きな成果を出したとはすごいです。
スタートするタイミングは、年齢ではないし、時間でもないんだなぁと勇気づけられました。

一方、得るものが多いこの本ですが、何ともしがたい難点が2つ・・・。

◇その1・・・再び財政出前講座を受けたくなること
◇その2・・・我がまちのSIMを作ってみたくなること

いや~!困った!!(笑)

と言いながら、②は着々と進んでおり、来年3月には試作版ができる予定です。
①については、また、どこかで!

第2回タマガワリーグ

さぁ、皆さんもこの本を読んで、SIMづくりの冒険に出てみようではありませんか!


※今村さんと初めてお会いしたのは、2016年11月に福岡市で。
 FBでは前から繋がっていたのですが、ここが初めてでした。
 多摩エリアでの出張出前講座をお願いしたのもここでした。
 いや~懐かしい! その時の写真を引っ張り出してきました。
 
福岡の夜