「財政課のシゴト」(林誠 ぎょうせい)
読了しました。
小平市職員自主研究グループK-upにもゲストスピーカーで来ていただいた所沢市の林さん。
たくさんの本を出していますが、今村さんの財政出前講座を読んだので、せっかくだから財政の本をもう一冊!と思い、手にしてみました。
林さんはブログを毎日お書きになる方。読書量も半端なく多く、尊敬する公務員のお一人です。
この本はタイトルにある通り「自治体の仕事シリーズ」ということで、財政課の仕事に就いた方を対象に書かれています。
というわけで、財政課などの官房系に縁のない私は縁のない本だと思っていました。
しかし、読み進めると、少し違う。。。
もちろん、財政課の業務、一年間のサイクルなど丁寧に書かれているので、財政課への異動に不安を持っている人、財政課に行ってみたい人にはとてもわかりやすい。
しかし、財政課に縁がない人にもとても参考になる本でした。
財政課がどのような業務をしているのかは日ごろよくわかりません。
どういうことを考え、何を参考に、どのような基準で査定するのか、
そんな一端が少し見てた気がします。
さすがにこの歳になると知っていることも多く書かれていましたが、やはり、相手の思考のプロセスを知ることだ大事。
相手の視点を知ることで、いろいろな戦略が立てられますし、結果についてのこちらの納得感もあがります。
あらためて良いタイミングで読ませていただきました。
今村さんの「財政が厳しいってどういうこと?」と合わせて読むと、良いかもしれません。
財政愛あふれる人になるかも?(笑)
実は私。一部事務組合から戻る際の希望で“財政課”を書きました。
派遣から戻るときは「希望がかなう」という噂があったので、少し期待していたのですが、異動先は全く希望していなかった産業振興課でした。ww
噂は噂ですね。
林さんは、「事業を持っていない財政課職員だからこそ現場に出る」ことを進めています。
計上した予算がどのように使われているのか、活きた予算となっているのか、肌で感じることができるからです。
官房系ではなくイベント系の私ですが、残念ながら、うちの財政課の職員、イベントであまり見かけないかなぁ。。。(> <)
またコラムがとても面白い!
「名刺を持たない?」「思考停止はダメ」「財政課のしあわせとは」など公務員の心得が書かれています。
「ブログのススメ」にあるとおり書くことって大切だなぁと最近思っています。
というわけで、林さんは毎日の投稿をご自身に課していますが、私は不定期に書き続けられれば。。。
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