読了しました。
「エッセイ脳 800字から始まる文章読本」
(岸本葉子 中央公論新社)
少し柔らかい文章も書けるといいなぁと感じていまして、それなら「エッセイ」だと思い、この本を手に取ってみました。
ビジネスの場で書く文書は、どちらかというと正しく情報を伝達することが目的。
そうではなく、読み手の共感を得る、感情に働きかける文章が書けるようになりたいと思います。
この本では、『起承転結で一番言いたいことは「転」に書く。』と指摘します。
え?普通は「結」ですよね。
しかし、エッセイでは「ある、ある、へえ〜、そうなんだ」の「へえ〜」が書き手の一番感動したことであり、一番伝えたいことなのだから、中心は「転」ですよ、と著者は述べます。
目から鱗ですよね。ビジネス文書とは、根本から構成が違う。
目から鱗ですよね。ビジネス文書とは、根本から構成が違う。
800字~1,600字という文字数の範囲内で、読み手を意識した、伝わるエッセイの書き方を学ぶことができます。
他にも、読み手の感情に作用するテクニックを、シンプルにわかりやすく解説しています。
ちょっと煮詰まったとき開きたくなる一冊です。
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