2016年10月15日土曜日

責任を持つということ


長田英史さんの「場づくりの教科書」。
お読みになりましたか?

長田さんとは、昨年、東京都市町村研修所で開催された「場づくりクラス」という研修で、ご一緒させていただいてから、メルマガを購読したり、フェイスブックで交流したりさせていただいています。

そして、満を持して出版されたのが「場づくりの教科書」。
場づくりだけではなく、色々な場面で活用できる、いろいろなエッセンスが詰まっています。

要は、おすすめの本、ということです。

長田さんが発信するメルマガも、毎回とても示唆に富んでいます。
私自身も共感することが多く、毎回、リアクションを取り、意見交換しています。

この本から、引用しながら、私の感想を書いてみます。

■「担当する」とは責任を負うこと

仕事や地域活動など色々な場面、組織で、様々な任務を「担当する」ことがありますよね。

 『「担当する」というのは、全てをその人がやるという意味ではなく、
  その役割がきちんと遂行されるように責任を持って管理するという意味です。』
 (場づくりの教科書より)

このくだりに思わずうなずいてしまいました。
最近、このような場面によく出会うのです。(笑)

とても真面目で、一生懸命な人がいます。
こういう方に、色々なことをお任せすると、
「一生懸命頑張ります」「とにかく頑張ります」「ギリギリまで頑張ります」「寝ずに頑張ります」・・・

ムリして自分の力だけで頑張るのが「担当する」ということではないのです。
担当者に期待しているのは、「期日までに作業を終わらせること、成果を上げること」。
任された任務を俯瞰して、全体量を見て、自分だけで担いきれなくなったら、他の人に助けを求める、チームで任務にあたる、外注する、など他の方法を選んでほしいのです。

 『必要なのは努力や気持ちではなく、成果に対して責任を持つことです』
  (場づくりの教科書より)

もちろん、責任感を持ち、その業務に対し前向きで、一生懸命になることは必要です。
しかし、着地点を見失わずに、近視眼的にならずに、ちょっと高いところから全体を見回しながら、ゴール(成果)に向かうことが大切だと思います。

自分が一生懸命なら、きっと、誰かが助けてくれますよね。



※写真はチームでやろうというイメージです。

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