2018年9月23日日曜日

「全国地域づくり人財塾」に行ってきました

全国地域づくり人財塾
総務省主催の2泊3日の研修です。
今回、市町村アカデミーで行われた2日目、3日目を聴講させていただきました。
久しぶりに、飯盛先生、富永さん、豊重さんのお話をお聞きすることができ、本当に良い機会でした。


昼休みに、お弁当を食べながらの飯盛先生との意見交換は、本当に有意義。
ありがたかった~!
日程はきつかったけど、行って良かったなぁ。

備忘録として、メモを残しておきます。
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■飯盛講師(慶応大学)
・地域づくり活動で目指すべきこと
 「社会的創発≒イノベーション」。
  次々と新しい自発的な活動が生まれること
・命令や排除をしない
・地域資源「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」 を活用する。
 「資源がない」という人が良くいるが、資源を見つけだす、資源を作り出すという「資源化」の作業が大事
・「資源化」は、地域のつながりの中からできる。
 日ごろからどれだけつながっていることができるか。
・「プラットフォーム」は、多様な主体が集まる場。
 自立、分散、協調
・プラットフォーム設計のポイント
空間のデザイン、コンテンツのデザイン、マネジメントのデザイン
・つながりの種類
 強い関係性と弱い関係性
  強い関係性:信頼感、暗黙知、居心地が良い  でも同質
  弱い関係性:異質、新しい情報が入る  新しいものが生まれる素地
 内であり家出ない、外であり外でない・・・どちらでもない自由な思考→こんな空間デザインが必要
 日本建築にはヒントがある。 土間、軒、縁側、のれん、屏風、衝立・・・
・資源持ち寄り。自分事になる。主体性の萌芽。
・与えよ、そうすれば与えられる
・最初の一歩がとても大事
 小さくて、少なくて良い。 いずれ集まってくる。
・地域への思いがあるから実践する。→こういうのはコアメンバーで少数。
 地域で何か活動する。→その町が好きになる。 この方が圧倒的に人数が多い。
 地域への思い、愛などを語るのではなく、その場で活動すること、何か始めてもらうこと、楽しんでもらうこと、そんな方向性で考えるとよい。

■富永講師(フュージョン長池)
・後継を託せる人なんて、そう簡単に出てくるわけがない
 地域も同様。託せる人なんてそう簡単に出てこない。 
 「地域に良い人材がいない」なんて簡単に言うな
・組織を前提に後継を考えるのではなく、地域を前提に後継を考える。
・場があれば、人は育つ。
 どういう環境をその人に用意するか。

■豊重講師(やねだん)
・立ち位置をあえて見る。
 違う面がいろいろと見えてくる。
・沈着冷静 ―
 慌てなくてよい
 才能当を引き出す
 どうやって才能を引き出すか
・人間力があればスカウトされる
 企画力 アドリブ力(演出力) 財務力(保全担保力)
 この三つを備える    地位でものを言わない。万人が求める人間力
・地域経営をするためにはどんなイメージを持ったらよいか?
 前例踏襲では地域は動かない。
 現場主義発想。これがなければ地域経営はできない。
 経営者とは、営みをコントロールする人。
 何をコントロールするか?
・地域づくりで「説得」はNG。「納得」を導く。 納得すると人は動く。
・地域をコーディネートするときの始め方
 ① 分析する・・・地域の声を聴く。 不満、不安、不便、不利
  不満を取り除く、不安を取り除く  情報がわかれば、企画をすることができる。
 ② 人集め
  人集めは本当に難しい。。。だから、やるべきことがそこにある。
 ③ 頭脳と使って企てる
・進化は新化
 新しいことにチャレンジする。 冒険。
・再生から創生へ
 再生、今までのものを復活させるだけでは共感を呼ばない。
 新しい価値をどうやってつけるか。
 若者が共感する価値をどうやって生み出すか
・苗半作
 苗の出来で、収穫の半分が決まる
 子どもの成長で、集落の将来の半分が決まる
 本物とは何かという感覚
・一度っきり
・オーラの湧き出る顔になれ

ちなみに・・・私も少しお話をさせていただきました。
貴重な機会をありがとうございます。

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