2018年9月19日水曜日

「情報検索」から「情報引き寄せ」へ

若年層が行っている情報収集術とは「情報引き寄せ」だそうだ。

従来は、欲しかった情報を見つける際、その都度、検索サイトで情報を探していたわけだが、「情報引き寄せ」とは、わざわざ検索をしなくても、自然と情報が集まるようにするということらいい。

自然と興味のある情報だけが手元にあるようにする、つまり「情報を引き寄せる行動」が、いま若者層が行っている情報収集の方法だそうである。すると、AISISでいう「serch(探索)」をするよう仕掛けても、行動につながらない、情報は届かないことになる。「認知獲得→関心惹起→探索誘導」という戦略も、もはや通じないのかもしれない。

博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所 上席研究員 野田 絵美氏によると、情報を引き出すためには、3つのキーワードがあり、それは「使える情報」「多焦点」「多更新」であるとのこと。

「使える情報」とは、企業が伝えたい「売り文句」ではなく、生活者が「使いたい情報」になっているかということだそうだ。そうそう、第3カーブで学んだ生活者視点のくだりと同じことを言っている。

次に、「多焦点」であるか。
これまでは、商品やサービスが伝えたいメッセージを絞ってきたが、これからは、消費者の興味・関心をとらえる焦点をいかに増やせるかが大事になってくるとのこと。もちろん、コアメッセージは大事だが、生活者の多様な関心を引くためには、多様な焦点で情報を作り出し、多くの接点を確保するのだそうだ。
これも第3カーブ、インターミディエイター講座で学んだことの一つだ。


最後は「多更新」。
今まで、企業が伝えたいタイミングで発信していたものを、これからは生活者が使いたいタイミングを補足することが大事とのことである。
情報を更新して提供することによって、情報の鮮度を保ち、接点を維持するのが重要となるのである。


パラダイムがシフトし、マーケティングが大きく変わってきていることをインターミディエーター講座でまなんだ。
まさに今、大きな転換期が起きてきており、これに気づき、対応できるかが、私たちにもともれれているのかも?


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