2016年11月8日火曜日

予定と違ったけど・・・

先日、小平ふるさと村で行った「昭和の結婚式」。
昭和30年代に小平周辺で行われていた、自宅で行われた結婚式を再現したものです。



今年で5年目となるイベントですが、今までは、本当に結婚する二人を新郎新婦として、参列者を親族の皆さんをお招きして実施していました。

今年も例年どおり、市報などで公募したのですが・・・応募者ゼロ

担当者は大慌て!!
「締め切りを延ばします!」
「PRが足りませんでした!」
「私が悪いです・・・」

いえいえ、あなたが悪いわけではありません。
公募事業なので、そういうこともある。
そういうリスクは織り込み済みなのですよ。

問題は、事態が起こった時にどのように展開するか、どんな準備をしていたかということ。

ということで、絶好のチャンス(笑)なので「体験イベント」としてしつらえることにしました。

まずは新郎新婦。
ここは主役なので、より珍しいものにしようと考え、
国際交流協会にお願いし、外国人の日本文化体験として実施してみることにしました。
2020東京オリンピックを控え、外国人に日本文化を体験してもらう文化プログラムは、これから充実させなくてはなりません。
そのプレイベントとして、国際交流協会に持ちかけ、市内在住の外国人に呼びかけたところ、やはり、興味を持っていた方がいて、手を上げてくれました。
新郎はベトナム、新婦はウズベキスタンの方で、お二人ともとてもチャーミングな方でした。


次は、参列者です。
新郎新婦の親族という訳にはいかないので、こちらも公募することにしました。
こちらは、多摩エリアで講座や文化体験ツアーなどを行っている団体「東京にしがわ大学」に協力を呼びかけ、こちらの講座として公募をしていただきました。
すると、やっぱり、興味を持たれた方がたくさん手を上げていただき、参列者も埋まりました。

結婚式なので、参列者にはドレスコードがあります。結婚式にふさわしい服装でとお願いしましたが、和装や礼服の方が多く、知らない人が見たら、本当の結婚式のように見えます。
そういう雰囲気も含めて、結婚式体験を楽しんでくれる人が集まり、とても和やかで、楽しい結婚式になりました。

応募がゼロだった時に、今年は「中止にする」という選択もあったかもしれません。
でも、ピンチをチャンスに、今までできなかった「体験」「公募」「外国人異文化体験」という視点んで再構築してみると、とっても魅力的なイベントになったのです。

知恵を出してみると、案外、色々なことができるものですね。
協力していただいた各団体の皆さん、ありがとうございました。



地元のケーブルテレビでも、放送されました。
タイトルは「昭和の結婚式を外国人が体験」。
狙いどおりでしたね!(笑)



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