2016年11月13日日曜日

国内研修 その2 コミュニティFM

今回の視察のテーマは
「地方自治体とコミュニティエフエム放送局の連携のあり方について」。

メインはコミュニティFM局でしたので、ヒアリングは、しっかりしてきました。

 
3局にお邪魔しましたが、みんな違いますね。
そうなんです。。。
違って当たり前。
コミュニティFMなので、地域密着型。
周辺の地域性や歴史風土によって、番組編成方針や市民参加の方法などが全然違うのです。

そういう意味でも、違う地域、地方都市と大都市など違うものをベースにしているFM局に行けて良かったです。

自治体との連携も、その方法。距離感など様々でした。

 
FMきらら(山口県宇部市) http://www.kirara804.com/
FMきららさんは、14年連続黒字を出している経営の安定で有名です。
そのあたりの秘訣をお聞きしたいと思い伺いました。
放送は、完全に地域密着。全て生放送。
自治体からの補助金は一切受けていないのですが、黒字。
そのあたりの秘訣をじっくり、たっぷり聞いてきました。
やっぱり、本を読んだだけではわかりません。
なるほどと、目から鱗のノウハウがたくさんありました。


コミュニティラジオ天神さんは、天神の繁華街のど真ん中にあります。
都市型のコミュニティFM局としてどういう経営、番組編成を行っているのか、お聞きして来ました。
FMきららさんとは、正反対と言っていいくらいのやりかた。
この方法も目から鱗です。
その土地土地に合った方法というものがあるようです。
都市部だからの大変さ、都市部だからできることなど、いろいろとお聞きすることができました。


熊本シティエフエム(熊本県熊本市) http://fm791.jp/
熊本シティFMさんは、今回の熊本地震ですぐに臨時災害放送局を開局。
災害時の情報伝達手段としてのコミュニティFM局について、お聞きして来ました。
熊本市との連携も強固で、行政情報などもいろいろ放送しています。
また、小学校との連携も厚く、また、各種イベント事業も受託しているなど、地域とのつながりが密着です。
今回の熊本地震で急にということではなく、開局から20年の積み重ねによって、災害情報が伝わるラジオが実現できたようです。
コミュニティラジオなので、放送範囲は狭いです。
でも、だからこそ、本当の地域密着の情報が届けられるのですね。
日常から災害時を想定しての関係づくりなど、とても参考になる話をお聞きできました。

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3局とも、それぞれ特徴的な経営、番組作りをしていることがわかりました。
とても参考になる話をお聞きすることもできました。


しかし、どの局も共通するのが「住民の目線」「住民参加」でした。

小平でのFM局を考える時、どこかの局のやり方が、そのままわがまち小平市に当てはまるということはありません。
小平市の歴史風土、特徴をしっかり掴み、

それを生かすような経営の形、番組作りなどを研究しなくてはなりません。
そして気づいたこと。
やっぱり「情報は人に付いている」ということ。
本を読むだけではわからないことが、人に会うとわかります。

下の写真はおまけ。
熊本シティFMさんの一コマです。
・・・もちろん、放送したわけではありません。
   ポーズだけ。(笑)


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