2016年11月27日日曜日

「自主研を継続すること」がテーマになっていませんか?

関東自主権サミットに参加して来ました。

今回で5回目のイベント。
実は。。。皆勤賞です。(笑)



今回は、北浦和での開催。
北浦和…始めておりました。

せっかくの初訪問なので、少し早目に着いて商店街を散策。
1階はさすがにシャッターは降りていませんでしたが、
ビルの2階などはテナント募集の貼紙もチラホラ。。。

駅近に銭湯がありビックリ!など、発見がありました。

 
第5回サミットのテーマは「若手×中堅」

第1部前半は、若手のプレゼン。
潮来市の小林さん、川崎市の奥貫さん、弘前市の佐々木さん。
皆さん、それぞれ、地域に飛び出し、仕事とは違う形で地域と関わり、活動しています。
自分がこの年齢の頃、こんなに地域と関わっていただろうか?
いや、地域のことを考えていただろうか?
・・・全く考えていませんでした。(^^;)
最近の若手はすごいなぁと、普通に感心してしまいました。


1部後半の冒頭は、ガバナンス編集部の三海さんのミニ講演。
 ・大量採用時代になり、職員に占める5年目以下の割合が大きくなってきている。
 ・いびつな年齢構成となっているが、これに対応する必要がある。
 ・自主研など地域に関わり始めるのは35歳くらいからという人が多い。
など、若手を取り巻く状況や自主権の参加状況などについてお話をいただきました。

確かに、小平市でもこの3年くらいの採用数はとても多いです。
私の同期は、事務で8人。
よっぽどのことがなければ、係長に昇任できる感じですが、
最近の若手は、3人~5人に一人くらいしか係長に昇任できない?
いや、もっと狭い門なのかな?

いずれにしても大変な時代です。

パネルディスカッションを仕切るのは、実行委員の酒井さん。(中野区)
ざっくばらんに気軽な空気を醸し出しながら、鋭い突っ込みを入れる、
あの技術には脱帽です。



第2部はワールドカフェ。
3ターン行いましたが、テーマは、
 ①自主研に参加するメリットは
 ②自主研に参加しない理由は
 ③若手の参加を増やして、自主研を盛り上げるには
でした。

私の参加したグループの意見から・・・
①メリットはという質問には、
 ・つながりが作れる
 ・そのつながりから、新たな情報が得られる
 ・全く違った展開(組織化など)が図れる
②参加しない理由
 ・自分にメリットがあるかわからない
 ・上司に仕事を覚えるのが先と言われる
 ・いつ、どこでやっているか情報が分からない
③若手を集める工夫
 ・新人研修でのPR
 ・2~3年目の人に誘ってもらう

などの意見が出ていました。

③についてですが、
今年立ち上げた小平市職員自主研究グループK-up
職員の様々なスキルを「UP」させようと、各回ごとにテーマを設定し、
ゲストスピーカーをお招きするという形で行っています。
これまで、2回行いましたが、2回とも今年の新入職員が参加してくれました。
新入職員に届くようなキャッチがあれば、来てるれるんだなぁと実感しています。

ただし、私は無理やり若手の参加者を増やさなくても良いと思っています。
もちろん、参加してくれるのはありがたいし、そうしたい。
多世代の多様な意見があるというのは、理想です。
でも、ムリに・・・というのはやっぱりよくないかと。

自主研は、立ち上げたメンバーの何かしらの問題意識がベースにあると思います。
その世代の、その瞬間の問題意識、テーマ。
若手からすると、そのテーマがフィットしないのかもしれません。

私は、自主研が立ち上げやすい環境、風土を整えることが大切だと思います。
自主研に参加しなくても、先輩たちの活動を見ているものです。
自分たちが自主研を立ち上げたくなったら、すぐにできる、応援してくれる先輩、上司がいる。
そんな風土が作れればいいなぁと思います。

なので、自主研を無理やり継続させる必要もありません。
「継続すること」が目的になってしまうこと、ありませんか?
それなら畳んでしまえばよいのです。
無理に継続するって、きついですよね。。。

いろいろな自主研が、ポコポコ立ち上がり、いつの間にか消えている。
でも、いつも、何かしらの活動が行われている。新しいテーマで。
こういう新陳代謝というか、その時々の時代に合わせたテーマ設定がなされるのが、
活気がある自治体だと思うのです。


 
今回は、初参加の若手も多く、たくさんの出会いがありました。
これだけの会を準備するのは大変だと思います。
実行委員の皆さん、いつもありがとうございます。

今回もたくさんの気づきとエネルギーをいただきました。


写真は、見切れていますが、どこかに写っていますので探してみてください。(笑)

2016年11月22日火曜日

CSK「つながるわがまち」②

11月19日(土)、神田のなみへいで行われた「つながるわがまち」というイベントに参加して来ました。




前半は、牧瀬稔さん(地域開発研究所)の講演です。
「地域資源を活用した地域づくり」と題して、講演とグループワークを行いました。


地域資源の活用には、
 ・一点突破
 ・長期的に取り組む
 ・全員参加
の3点が大事とのこと。
ちょっと異論もあり、議論もしたいところでしたが、今回はこれがメインではないのでおとなしく聞いています。(笑)

「先進自治体=成功自治体ではない」というくだりには、大いに納得。
ついつい先進自治体と言って崇めがちですが、
「先進事例」が、定住人口の増になっていたり、税収の増になっていたり、交流人口の増になっていたり・・・という結果と結びついているかどうかをしっかり見定めることが大事と力説していました。
このくだりには、大きくうなずきました。

ついつい、シティセールス、シティプロモーションが「目的」となり、
それをやることが結果となりがちです。
ですが、これは「手段」なんですよね。
ある特定の目的を達成するために、シティプロモーションという手段を使う。
ここがしっかりしていないから、効果を測定できないし、視察でもプロモーションの手法だけを見て来てしまう。
また、その手法をそのまま自分の地域にあてはめようとしたりして。。。
議員さんの視察後の一般質問は、この傾向がありますよね。。。

「結果はまねできないが、過程(プロセス)のまね(移転)はできる」
牧瀬さんは続けます。
まさに同じことを考えていました。
他の先進事例をそのまま自分の地域にあてはめること何で無理。
歴史、風土、人が違うのですから。。。
そのやり方、進め方を参考にしながら、どうやって自分の地域に落とし込めるか、地域資源を活用できるか、こういう視点が必要なんですよね。

短い時間でしたが、たくさんの気づきがある講演でした。

後半は、グループワークで「地域資源とブランドメッセージづくり」。
私たちのグループは、埼玉県蕨市の極早生リンゴ「わらびりんご」を取り上げ、
「金メダルリンゴ」と命名。
全員の投票により、1等賞を取ることができました。

写真は、ブルーベリーの私がリンゴをプレゼンするという奇跡の瞬間です。(笑)

名札のぶるベーも笑っています。

あっという間の90分。
皆さんありがとうございました。


2016年11月21日月曜日

CSK「つながるわがまち」①

11月19日(土)、神田のなみへいで行われた「つながるわがまち」というイベントに参加して来ました。



このイベントの主催者は「CSK関東自治体職員連合」。

CSK・・・まだなじみがないですよね。
当日、CSK設立趣意書というものが配布されましたので、少しご紹介します。

千葉(C)、埼玉(S)、神奈川(K)の関東3県の自治体職員の繋がりから生まれた団体で「関東の職員がつながって面白いことができたらいいね」という発想がスタートだそうです。
千葉、埼玉、神奈川の頭文字だけではなく、CS(市民満足度)をアップさせるための企画・活動(K)の頭文字でもあるとか。

コアメンバーは、藤沢市、川口市、蕨市、市川市、逗子市、南房総市。
主たる志事(しごと)は、
 ◇地域・地元愛の醸成
 ◇地域資源の内外への発信
 ◇未来への投資
だそうです。

中心メンバーは、全国地域リーダー養成塾の卒塾生。
私もそのつながりから知り、今回の参加となりました。

このグループが運営しているフェイスブックページ「I LOVE 我がまち」では、メンバーそれぞれが地域資源を発信、自慢したりしていて面白いです。
(私も時折、発信させていただいています)
 https://www.facebook.com/groups/161946057491176/

今回のイベントでは、ほとんど知らない人ばかり。。。
新たな出会いがあり、知らない世界が広がりました。
約30人の集まりでしたが、会ったことがある人は3人。
完全アウェイでしたが、温かく迎えていただきました。

でも、その後、FBで友達申請があったのは3人。
人望のなさを痛感です。
もっと、おとなしくしていればよかった。(笑)
(↑ムリムリ・・・)

リーダー塾の卒塾生は「ネットワーク」ではなく、
「レースワーク」という表現を使います。
ネットのような縦糸・横糸だけの平面の関係だけではなく、
ななめや奥行きがある複雑な関係性をレースという言葉で表現します。

これからもゆるやかなレースワークをよろしくお願いします。

2016年11月18日金曜日

日常と非日常の距離

「日常」と「非日常」の距離感を考えています。

「非日常」ってワクワクするし、テンションが上がりますよね。
TDL、USJの非日常感は、ワクワクを通り越して、テンションあがりっぱなしです!

研修も同じですよね。
いつもと違うメンバーで、ちょっとドキドキしながら、新たな知見に触れると、
気持ちが上向きになり、いつのまにか「職場に帰ったら、改善するぞ~!」
などと思ったりします。


でも、TDLから家に帰ると、いつの間にかテンションは普通に戻り・・・
研修から職場に戻ると、あの時の前向きな改善意欲はどこへ・・・

上に向いていた気持ちのベクトルが、いつの間にか横向き(むしろ下向き?)になっています。

「日常」の中にうまく「非日常」を設定できれば、
「非日常」と「日常」の距離感が小さくなれば・・・
こんなことを考えるのですが。。。

例えば、私の勤めている文化ホールで行われる公演(コンサート、演劇など)は「非日常」です。
ホールのエントランスに入っただけで、ワクワクしてきます。

でも、毎日毎日コンサートに行って、演劇を見てという生活をすると・・・
非日常が日常になってしまいますよね。
「非日常」が「日常」に取り込まれてしまうと、それは日常となり、ワクワク感がなくなります。

やっぱり、日常と非日常の境界ははっきりさせておくべきなのですが、
ワクワク感の創出が難しい。。。

日常がワクワクするような、非日常との距離感。
どのあたりでしょうかね?

2016年11月14日月曜日

国内研修 その3 自治体の広報戦略

自治体も3カ所に伺ってきました。
コミュニティFMとの連携だけではなく、広報戦略、広報ツールなど、市政情報をどのように伝えるか、
どういった取り組みをしているかなど、幅広くお聞きし、
その中でコミュニティFMをどのように考えているか、活用しているかなどを質問し、
いろいろと広く意見交換をすることができました。
やはり、地域性がそれぞれあります。
市報ひとつとっても、発行回数や配布方法、編集のやり方なども違いますし、
発信ツールも、ホームページ、ラジオ、テレビだけではなく、
フェイスブック、ツイッター、LINE、インスタグラムなどのSNSなど多種多彩。
広報に対するスタンス、方法、ツール・・・
いろいろ参考になるお話を聞くことができました。
 
◆山口県宇部市 http://www.city.ube.yamaguchi.jp/
宇部市には初めて伺いました。宇部空港があり、東京から近いですね。
宇部市では広報・シティセールス課にお邪魔して、市の広報戦略を中心にお伺いしました。
宇部市の広報手段は、市報、HP、フェイスブック、メルマガが中心。
FMきららとは、災害・防犯上の協定を結び、情報提供を行っているとのことです。
広報・シティセールス課としては「シビックプライドの醸成」が大きな目標。
「まちづくりのドラマを伝えよう」をコンセプトに広報を行っているとのことでした。
宇部市のまちで目に付くのが「彫刻」。街の中いろいろな所に彫刻があり、その数は200点とのことです。
市制施行100周年を5年後に控え、宇部市全体の広報戦略の再構築を検討中なのだそうです。

◆福岡県福岡市 https://www.city.fukuoka.lg.jp/
福岡市は、広報戦略課に伺いました。
福岡市は、見せ方がとてもうまいです。
いくつか冊子、パンフレットをいただきましたが、どれも読みたくなる感じ。
でも、市の規模が大きいので、広報の目が届かなく、主管課だけで作ってしまうことも多いのだとか。
多言語化も進み、タイ語なども作られているのだそうです。さすが、アジアの玄関口ですね!
広報手段は、市報、HP、動画サイト、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、LINE、メルマガ、デジタルサイネージ、街頭ビジョンなど多数。
一方、定時のテレビ番組を止めて、1億円削減。テレビは、出したいときにスポットで出すようにしたそうです。
情報をどのメディアに出すか、どれくらいの頻度で出すかなど、広報戦略課で考えているようです。
市長の定例記者会見も週1回。市長もご自身がFBで情報発信していますし、PR力がすごいです。
また、地方公共団体における統計利活用表彰(総務省)で「特別賞」を受賞したサイト「Fukuoka Facts データでわかるイイトコ福岡」、「HASH#FUKUOKA」など、先進的な取組みも行っています。

◆熊本県熊本市 http://www.city.kumamoto.jp/
熊本市は、広報課に伺いました。
熊本市は、市報、HP、フェイスブックが中心とのこと。SNSも広げたいが、なかなか手がまわらないとのことです。
コミュニティFMとの連携は、上記2市よりも強く、市政情報を提供する帯番組、防災防犯の帯番組、視覚障害者向けの音声による市政だより、など市の提供番組をたくさん持っています。
もともと熊本シティFMの筆頭株主が熊本市。放送だけではなく、市のイベント運営なども受託するなど、連携の度合いが日頃から強く、何かあった場合、すぐに放送できる体制、信頼関係が築かれているとのことでした。

2016年11月13日日曜日

国内研修 その2 コミュニティFM

今回の視察のテーマは
「地方自治体とコミュニティエフエム放送局の連携のあり方について」。

メインはコミュニティFM局でしたので、ヒアリングは、しっかりしてきました。

 
3局にお邪魔しましたが、みんな違いますね。
そうなんです。。。
違って当たり前。
コミュニティFMなので、地域密着型。
周辺の地域性や歴史風土によって、番組編成方針や市民参加の方法などが全然違うのです。

そういう意味でも、違う地域、地方都市と大都市など違うものをベースにしているFM局に行けて良かったです。

自治体との連携も、その方法。距離感など様々でした。

 
FMきらら(山口県宇部市) http://www.kirara804.com/
FMきららさんは、14年連続黒字を出している経営の安定で有名です。
そのあたりの秘訣をお聞きしたいと思い伺いました。
放送は、完全に地域密着。全て生放送。
自治体からの補助金は一切受けていないのですが、黒字。
そのあたりの秘訣をじっくり、たっぷり聞いてきました。
やっぱり、本を読んだだけではわかりません。
なるほどと、目から鱗のノウハウがたくさんありました。


コミュニティラジオ天神さんは、天神の繁華街のど真ん中にあります。
都市型のコミュニティFM局としてどういう経営、番組編成を行っているのか、お聞きして来ました。
FMきららさんとは、正反対と言っていいくらいのやりかた。
この方法も目から鱗です。
その土地土地に合った方法というものがあるようです。
都市部だからの大変さ、都市部だからできることなど、いろいろとお聞きすることができました。


熊本シティエフエム(熊本県熊本市) http://fm791.jp/
熊本シティFMさんは、今回の熊本地震ですぐに臨時災害放送局を開局。
災害時の情報伝達手段としてのコミュニティFM局について、お聞きして来ました。
熊本市との連携も強固で、行政情報などもいろいろ放送しています。
また、小学校との連携も厚く、また、各種イベント事業も受託しているなど、地域とのつながりが密着です。
今回の熊本地震で急にということではなく、開局から20年の積み重ねによって、災害情報が伝わるラジオが実現できたようです。
コミュニティラジオなので、放送範囲は狭いです。
でも、だからこそ、本当の地域密着の情報が届けられるのですね。
日常から災害時を想定しての関係づくりなど、とても参考になる話をお聞きできました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・



3局とも、それぞれ特徴的な経営、番組作りをしていることがわかりました。
とても参考になる話をお聞きすることもできました。


しかし、どの局も共通するのが「住民の目線」「住民参加」でした。

小平でのFM局を考える時、どこかの局のやり方が、そのままわがまち小平市に当てはまるということはありません。
小平市の歴史風土、特徴をしっかり掴み、

それを生かすような経営の形、番組作りなどを研究しなくてはなりません。
そして気づいたこと。
やっぱり「情報は人に付いている」ということ。
本を読むだけではわからないことが、人に会うとわかります。

下の写真はおまけ。
熊本シティFMさんの一コマです。
・・・もちろん、放送したわけではありません。
   ポーズだけ。(笑)


2016年11月12日土曜日

国内研修 その1 国内研修制度と移動手段

小平市には「国内研修」という制度があります。
この制度は、自由にテーマを設定して、先進自治体へヒアリングをしに行くものです。
(旅費、宿泊費が補助されます)
皆さんの自治体にも同様の制度はあるでしょうか?


ただし条件があり、
 ・2泊3日で、3自治体以上を回ること
 ・旅費が4万円以内であること
テーマは、現在の業務と関係なくても構いません。
小平市にはコミュニティFM局はありませんが、先月、FM局の開局を目指す団体(一般社団法人)が設立され、民間ベースでの動きが始まっています。
小平市でも、コミュニティFMの機運が高まると思いますし、FM西東京で「こだいらMIX」という番組を立ち上げた私としては、とても興味があるのです。
そこで、山口県宇部市、福岡県福岡市、熊本県熊本市の3都市を回ってきました。
ですので、「午前中に移動」ではなく、早朝に移動、午前にFM局、午後に自治体という過密日程。
初日の移動は、羽田~宇部空港。スターフライヤーに初めて搭乗しました。
3日目の移動もやっぱりバス。
移動時間は2時間で、2,060円でした。
こうして、バスでこまめに稼がないと、飛行機を使うと上限4万円を越えてしまうのです・・・。
ちょっと長くなってしまいましたね。
 ・3人のチームを作ること
この3つをクリアする必要があります。
この条件をクリアすれば、自由にテーマを設定し、旅費の限度内で日本国内に視察に行けるのです。


今回は「地方自治体とコミュニティエフエム放送局の連携のあり方について」というテーマを設定しました。

隣の西東京市では、15年前から放送が行われていますし、東久留米市でも来年の開局を目指した株式会社が設立され、総務省とも免許の調整に入っていると聞いています。


通常は、自治体を回るだけのことが多いので、午前中は移動、午後に自治体訪問という形を取ります。
ですが・・・ちょっと欲張って、自治体+FM局の6か所を回るという強行軍を後輩が設定。
かなり体力の落ちている自分には、いささか不安がありましたが、何とか乗り切ってきました。

さらに、夜は、地元の自治体職員との交流を深める・・・。
まだまだ、元気なことを再確認できました。(笑)

黒を基調にカッコいい機内で、快適でした。
しかし・・・早朝の便に乗るために、小平発は始発。
前日は、遅番だったので、22時まで勤務だったし、3時半起きでしたが、寝坊もせずに間に合いました。


2日目の移動は、7時発の「福岡・山口ライナー」。
要するに、長距離高速バスです。
宇部~福岡(天神)を2時間半で結びます。
しかも・・・平日は「1,000円」!!
旅費の上限が決まっているので、この格安料金は助かります。

福岡(天神)~熊本間を西鉄の高速バスで!
天神のバスターミナルはとてもきれいでした。
新宿のバスタのようです。


格安航空会社とバスの利用により、上限いっぱいの39,000円で収まりました。(笑)
(もちろん、実費精算です。)

この続きは、また別のページで。

2016年11月8日火曜日

予定と違ったけど・・・

先日、小平ふるさと村で行った「昭和の結婚式」。
昭和30年代に小平周辺で行われていた、自宅で行われた結婚式を再現したものです。



今年で5年目となるイベントですが、今までは、本当に結婚する二人を新郎新婦として、参列者を親族の皆さんをお招きして実施していました。

今年も例年どおり、市報などで公募したのですが・・・応募者ゼロ

担当者は大慌て!!
「締め切りを延ばします!」
「PRが足りませんでした!」
「私が悪いです・・・」

いえいえ、あなたが悪いわけではありません。
公募事業なので、そういうこともある。
そういうリスクは織り込み済みなのですよ。

問題は、事態が起こった時にどのように展開するか、どんな準備をしていたかということ。

ということで、絶好のチャンス(笑)なので「体験イベント」としてしつらえることにしました。

まずは新郎新婦。
ここは主役なので、より珍しいものにしようと考え、
国際交流協会にお願いし、外国人の日本文化体験として実施してみることにしました。
2020東京オリンピックを控え、外国人に日本文化を体験してもらう文化プログラムは、これから充実させなくてはなりません。
そのプレイベントとして、国際交流協会に持ちかけ、市内在住の外国人に呼びかけたところ、やはり、興味を持っていた方がいて、手を上げてくれました。
新郎はベトナム、新婦はウズベキスタンの方で、お二人ともとてもチャーミングな方でした。


次は、参列者です。
新郎新婦の親族という訳にはいかないので、こちらも公募することにしました。
こちらは、多摩エリアで講座や文化体験ツアーなどを行っている団体「東京にしがわ大学」に協力を呼びかけ、こちらの講座として公募をしていただきました。
すると、やっぱり、興味を持たれた方がたくさん手を上げていただき、参列者も埋まりました。

結婚式なので、参列者にはドレスコードがあります。結婚式にふさわしい服装でとお願いしましたが、和装や礼服の方が多く、知らない人が見たら、本当の結婚式のように見えます。
そういう雰囲気も含めて、結婚式体験を楽しんでくれる人が集まり、とても和やかで、楽しい結婚式になりました。

応募がゼロだった時に、今年は「中止にする」という選択もあったかもしれません。
でも、ピンチをチャンスに、今までできなかった「体験」「公募」「外国人異文化体験」という視点んで再構築してみると、とっても魅力的なイベントになったのです。

知恵を出してみると、案外、色々なことができるものですね。
協力していただいた各団体の皆さん、ありがとうございました。



地元のケーブルテレビでも、放送されました。
タイトルは「昭和の結婚式を外国人が体験」。
狙いどおりでしたね!(笑)



2016年11月5日土曜日

話を聞くということ

今日は、小平市民活動センターで行われた講座に参加してきました。
4回連続講座だったのですが、仕事の都合がつかず、最終回の本日だけスポット参加。

今日は、川北秀人さんの講演です。
いつかお聞きしたいと思いながら数年・・・。ようやく機会が訪れました。

NPO団体向けの講座だったのですが、非営利組織に通じる示唆がたくさん!
あっという間の3時間でした。

聞いているだけで、自分の組織で確認したいこと、実践したいことのアイディアがいろいろ浮かんできます。
具体的で、わかりやすいお話は、腹に落ちることに満ちていました。

情報量がたくさんだったので、内容はゆっくり消化します。

 
冒頭で川北さんがお話したフレーズを一つ。

「自身の行動を変えるために、話を聞いてください」

川北さんは、こう切り出しました。

以前、別の講座で教わり、私の軸になっているものの一つに、
「学習とは、自らの行動パターンを変えること」というものがあります。

まったく同じことだなぁと、改めて思いました。

インターネットの普及により、情報収集は格段にしやすくなりました。
たくさんの情報がどんどん入ってきます。
しかし、それが「行動」として表に出てこなければ、単なる情報の蓄積にすぎません。
情報を「知識」に昇華させるためには「行動」が必要なのだと思います。

もちろん、自分が変えられることは、小さなことかもしれません。
でも、少しでも変われば、周りに伝わるんだと思うのです。
少しの変化が、将来の大きな変革の第一歩だったなんてことも、振り返るとあるかもしれません。

大きく変えるのではなく、自分でできることを、自分のできる範囲で。
前例踏襲は、縮小再生産ですから。