2017年2月23日木曜日

IMF2017

2月19日(日)に行われた「インターミディエイターフォーラム2017」(IMF2017)に参加して来ました。
日本で初めて『インターミディエイター』をテーマとして開催されたフォーラムです。



「インターミディエイター」は、馴染みがない言葉かもしれません。
新しい概念で、まだ、的確に表す日本語がない言葉なのです。
異なる世界の「あいだ」に立ち、さまざまな次元で異なる領域を媒介し、対話と協働をうながすモノやヒト。
あらゆる「あいだ」から両側を活かし、新たな需要と未来を創り出す存在と言われています。

フォーラムは、とても刺激的でした。

インターミディエイター講座には、色々なご縁から2年目に参加し、色々な気づきと理論をいただきました。
これまでボヤっとしていた事象が、クリアになり、成功や失敗、障害などがすとんと腹に落ちてきたのです。
そんなご縁から、幸いにも登壇の機会もいただきとても感謝しています。
(登壇と言っても、私の実践している事例を、インターミディエイターの視点から紹介したものです)

インターミディエイターの話を聞いていく中でも、新しいパラダイム「第3カーブ」の話には、目から鱗というか、鳥肌が立ちました。
これまで、理由がわからないまま壁に当たっていたのはこれかと、衝撃的な気づきでした。
この概念が分かってくると、視野がスッと開けます。
無駄に壁にぶつかることなく、新たな解決方法、道を探ることができるようになったのです。

また、「リーダー・フォロワー論の限界」という話も秀逸。
強いリーダーは、強いフォロワー(指示待ち族)を作るだけで、新たなイノベーションはそこに起こらないという指摘は納得です。

ではどうやってイノベーションを起こしていくのか。
それには、やはり2つの「D」だということです。

これらをベースに、私以外の発表者の方々の事例紹介は、とても素晴らしかった。
現場で実践している皆さんの事例は、気がつかないうちにインターミディエイターの視点、手法であり、成功へとイノベーションへと繋がっている。
気付きが多すぎて、いまだに消化しきれないくらいです。

20世紀は「専門分化」と「分業」が進んだ世紀。

いわゆる2分化、分離が進んだ時代です。
しかし、この2分化が閉塞感を呼んでいるのが21世紀です。
この閉塞感を打破するには、分離したものをもう一度結び合わせ、相互に関わりを持ち、新たなイノベーションを起こす必要があるのです。
これには「開かれた対話と創造の場」が必要で、かつ、切り離されたモノ・ヒトの間を媒介する「インターミディエイター」が必要だということです。

今回のフォーラムでは、本当にたくさんの気づきと、色々な方々との出会いがありました。
あらためて、私の現場で実践に結び付けていきたいと思っています。

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