2017年6月9日金曜日

「価値」ってなんですか?

先日、日本財団CANPAN・NPOフォーラム 第2弾「新しい価値観」をつくる~ 価値創造の新しいパラダイム ~ に参加して来ました。
講師は、いつもお世話になっている松原さん(設樂剛事務所)。
今回は「価値」がテーマでした。


「価値」って、わかりそうでわからない。
今まであまり真剣に考えたことがありませんでした。
冒頭の山田さん(CANPAN)のレクで、
「皆さんの団体をアピールするときに『活動』をPRしていませんか?」という問題提起。
 ・こういう事業をやっています
 ・こんな講座をやっています
 ・こんな支援メニューがあります ・・・
確かに、活動ばかりPRしていたことに気がつきます。
本当は、その先にある成果が大事。
こんな立派な活動をしていますではなく、その活動によって皆さんの生活がこう変わりますとか、活動の先にある人たちにどのような「価値」を届けることができるか。
私たちの活動は、地域社会にとってこんな「価値」を生み出している。
ということが、大切なのに。。。
 
「そもそも「価値」って何でしょう?」
松原さんの講義は続きます。。。
「価値」の考え方も、時代によって変化してきていること。
第1カーブの時代と第3カーブの時代では「価値」の考え方が違うこと。
・・・本当に、目から鱗のことばかり。。。
(第3カーブの話は、本当に聞いておいた方が良いです。。。)

そして最後に、ロキーチの価値分類。
最終価値とは何か?・・・実はとってもシンプル。
最終的には、誰でも共有できる、シンプルなものになるのですね。
でも、価値はとっても多様。
色々な価値があって、それに向かう様々な取り組みがある。
そして、価値から逆にアプローチすると、今の活動ではなく違ったアプローチ、展開が考えられる。。。
これから、指定管理の提案書を作成するのですが、とっても参考になる視点をいただきました。
自分を振り返ると、まだまだ、第2カーブの視点で考えていました。。。
これを知らないまま、提案書づくりに参加したと思うと。。。怖っ!(> <)

いや~・・・行ってよかった。

2017年6月5日月曜日

「ワークショップ温泉」

東京大学大学院 中原研究室の「ワークショップ温泉にご用心」という記事。

中原先生の定義するワークショップ温泉とは、
「ワークショップ・研修に日々参加することが、「温泉」のごとく気持ちよくなってしまい、反面、現場でアクションをとることに、億劫になってしまう状態」
とのこと。

ワークショップ温泉は「研修温泉」や「セミナー温泉」にも言い換えられる言葉で、各地のセミナーに参加したり、自主研究グループを運営する身として、ドキッとしました。

確かに、自主研などには、熱い人たちが集まるので、全体として暖かく、気持ちが良いです。
また行きたい!という気持ちにもなります。
でもこれって「非日常」の楽しさなんですよね。
TDRやUFJに行くというのと同じように。。。

「学習とは、自らの行動パターンを変えることである」
とあるセミナーでお聞きした言葉です。
学んだことが行動に結びつかなければ、実践に生かさなければ、そこで学んだことは単なる「情報」でしかない。。。
学びに行っているのではなく「情報収集」に行っているにすぎないということですね。

しかし、時には、疲れた心身を癒すために、温泉につかりたいですよね。。。
そういうときもあるんだと思います。

でも、単なるレジャーに終わることのないように、
学びを実践に結びつけることを意識して、
これからも学びの場に身を投じたいと思います。。。

自戒を込めて。