2018年11月11日日曜日

都市にはもっと、官能が必要だ

「都市にはもっと、官能が必要だ」という、ちょっと衝撃的なタイトルのまちづくりフォーラムに行ってきました。
主催は、小平市都市計画課。真面目なフォーラムです。(笑)
これが実に面白かった。



実は・・・市報などでタイトルは見ていたのですが、あまりよくわかっていなかったので、スルーしていました。
しかし、早朝に某Kさんからメール。
「小平市に島原さんが行く。とても面白いから行った方が良い!」というお奨め!

これはと思い飛び起きて、シャワーを浴びて行ってきました。

ホントに危なかった。
こんな面白い講演を聞き逃すところでした。。。

テーマは「官能都市~Sensuous City~」。
これだけ聞いてもよくわかりませんよね。
あまり詳細に書くとネタバレになるのですが、
東洋経済の「住みよさランキング」やSUUMOの「住みたい街ランキング」は、どうも住んでいる人の意識とかい離があるのではないか。。。というところからスタートします。
(もちろん、上記のランキングを否定しているわけではありません)
都市の魅力を可視化する新たなモノサシが必要なのではないかと。。。

そこで出てきたのが「センシュアス・シティ」という考えです。
都市の魅力を評価する新しいモノサシというわけです。

細かい内容は、島原さんの本を読んでいただくとして。。。
◇「本当に住んで幸せな街」 島原万丈+HOME'S総研 光文社新書


センシュアス指標は「関係性」と「身体性」で評価します。
「関係性」では、不特定多数の他者との関係、どれる来の方々とどれくらい関わっているか。
「身体性」では、自らの身体で、5感を通して何かを感じるか。
これをし評価します。
上記ランキングでの駅やショッピングモールに近いとか所得が高いなどと言うのではなく、主観、自分がどのように感じるかが大事と言うわけです。

そして、調査項目がとても面白い!
「まちの風景をゆっくり眺めた」「カフェで自分だけの時間を楽しんだ」などから「路上でキスした」何て刺激的なものまで!(笑)

この考え方は、まちづくりだけに納まるものではありませんね。
市民ホールでもこの考え方が大事になってくる気がします。
現在、次期5年に向け、新たな指標作りを行っていますが、とても参考になる視点、指摘でした。

本当にワクワクの90分でした!

0 件のコメント:

コメントを投稿